部分一致と完全一致で迷っている方へ、部分一致編
リスティング広告での施策で必ずといって良いほど頭を悩ませるのが部分一致と完全一致、どちらがよいのか?ということでないでしょうか?
実際に僕の周りでも様々な憶測や思考が飛び交い、この話題だけで半日近く話あったことなんかもあり、リスティング広告担当者としては永遠の課題かもしれません。僕の場合、このブログでは大分部分一致推奨派に写っているようですが、実際には完全一致と部分一致の使用に基準を設けて施策しています。
部分一致と完全一致がはどっちがいいの?という話をする前に、部分一致と完全一致の定義を書き出してみましょう。
部分一致とは?
入札設定していないキーワードでもそれらのキーワードの関連語句によって広告が表示される場合があるキーワードマッチを部分一致と定義します。
例えば「ロレックス」というキーワードを部分一致で登録している場合、「ロレックス 通販」、「ロレックス 激安」等の検索クエリには広告が掲載される可能性が高いのです。
しかしながら何度か試してみると分かりますが、「ロレックス 藤原ヒロシ」等という関連性の低そうな検索クエリには広告が表示されません。
以下、アドワーズヘルプより引用
広告が表示されるキーワードの関連語句は随時変化しますが、これはキーワードの品質や掲載結果データを AdWords システムで常にチェックしているためです。広告は、キーワードの関連語句のうち掲載結果や関連性が特に高いものに対してのみ継続して表示されます。
尚、スポンサードサーチの場合は若干部分一致の定義が異なるので注意が必要です。
部分一致は、入札している検索キーワード、タイトル、説明文またはサイトの内容と、検索利用者が検索する際に入力した語句を照合し、関連性の高い広告を表示する検索方式です。検索キーワードに合致するものだけでなく、広く広告を表示することができます。
スポンサードサーチの部分一致の特徴は、【入札している検索キーワード、タイトル、説明文またはサイトの内容と、検索利用者が検索する際に入力した語句を照合】という点です。
以前にもスポンサードサーチの部分一致の誇張という記事やオーバーチュアの部分一致の誇張に注意という記事で書き出してますのでご参照ください。
部分一致のメリット
- インプレッション数が増える(訴求幅が広がる)
- 想像できないキーワードで検索をかける見込みユーザーに訴求できる
個人的には「想像できないキーワードで検索をかける見込みユーザーに訴求できる」という部分を強く押したいと思います。
検索ユーザーは僕らが頭の中で想像も出来ないような検索クエリで検索をしている場合があり、それらを全て把握することは不可能に近いため、部分一致を使用することで、そういったユーザーにも訴求することが可能です。
部分一致のデメリット
- インプレッション数が増えすぎる
- 関係のないユーザーにまで訴求してしまう可能性がある
これらのデメリットは除外キーワードを設定することで大分防げるようになりますが、除外キーワードにも限界がありますので100%意識が薄いユーザーを除外できることはないでしょう。
部分一致と完全一致で迷っている方へ、部分一致編:まとめ
今回は部分一致編として部分一致のアドワーズ、スポンサードサーチそれぞれの定義、メリット、デメリットを書き出しました。次回は完全一致編をお届けします。
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