意外と簡単!Google Analyticsでランディングページを改善する方法

ランディングページを最適化するには様々な方法があります。今回の記事ではGoogle Analyticsを利用してランディングページを最適化する1つの手法を書き出してみます。
 

ランディングページのデータを計測する

ランディングページによって主要にするべきキーワードの種類は異なってきたりはしますが、まずは現在の施策の中での平均的な指標を調べます。

ランディングページの良し悪しを判断する際に目安にする指標は、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、直帰率、そしてコンバージョン率の4点になります。

中でもコンバージョン率はそのまま収益に繋がる指標なので、最重要とも言える指標の一つです。
※個人的に直帰率を意識するのは、直帰率以外の指標が同等の時に優劣をつける為に利用する程度です。直帰率については様々な意見を持った方がいるので、自分なりの使い方を見つけてください。

コンバージョン率を改善する為に

コンバージョン率を向上させるにはどうすればよいか?といきなり考えてしまうといささか難しい問題になってしまいがちですが、ユーザーをサイト内にある程度の時間滞在させ、サイトの中身を見てもらわなければなりません。

その為、平均ページビューや平均サイト滞在時間、直帰率などが改善すればするほど、コンバージョン率の向上に繋がるという仮説を立てることができます。

ではコンバージョン率の向上に繋がるであろう、平均ページビューや平均サイト滞在時間を延ばすにはどうすれば良いか考えてみましょう。

平均ページビューや平均サイト滞在時間を延ばすには、流入してきたキーワード等に沿ったコンテンツがランディングページ内に組み込まれていなければなりません。直帰率を低下させるにも同じことが言えますが、ユーザーの期待を裏切らないコンテンツが含まれていることが重要になってきます。

ユーザーの期待を裏切らないコンテンツというのは様々なものが考えられますが、ほんの一部だけ上げるとすれば、サービスの詳細であったり、ユーザーの声、またサービスを導入・購入した際に得られるメリット・デメリットなどが記載されていること等があげられます。

商材によって様々なコンテンツが必要になってきますので、同業他社・異業種のランディングページの中身を参考にするのも良いでしょう。

コンバージョン率だけを指標としてみない

ランディングページ最適化の目的は勿論コンバージョン率を向上させることに他なりません。しかしながらコンバージョン率だけを指標として求めてしまうと、現在のランディングページの何が良くて何が悪いのか?を知らずに無造作に修正をかけてしまう場合があります。

若干遠回りに感じてしまうかもしれませんが、コンバージョン率だけに限らず、他の指標も合わせて改善していくことで自ずと目的であるコンバージョン率は改善していく傾向にあります。

他のランディングページのデータと比較は無意味

ランディングページの最適化を行う際に良くあるのが「他のサイトとデータ比べる」ということです。

ランディングページは商品や提供しているサービス、またどういった広告媒体からのアクセスがあるのか?等で指標の数字は全く異なりますし、構造自体が変わってくる場合が多々あります、その為、他のサイトとのデータの比較はランディングページ最適化には意味がありません。

直帰率が70%のランディングページと、直帰率が45%のランディングページでは、後者の方が良いランディングページであると思われがちですが、収益を出しているランディングページは前者の方かもしれませんし、コンバージョン率5%のランディングページと、コンバージョン率1%のランディングページでは、後者の方が利益幅が大きいかもしれません。

現在と過去の数字の隔離から判断しよう

他のランディングページとデータを比較してはないけないのであれば、同一のランディングページ内の改善前 (過去)と 改善後(現在)の数字の違いを比較対象とすることで、過去よりもより良いランディングページを作ることができます。

意外と簡単!Google Analyticsでランディングページを改善する方法:まとめ

今回書き出したGoogle Analyticsでランディングページを改善する方法はほんの一部に過ぎませんが、Google Analyticsを細かく使用して行う難易度の高い施策では決してありません。

改善前よりも改善後にどの指標が何%向上した、等という目線でランディングページを改善できれば、徐々に最適化に繋がっていきます。その為、ランディングページ最適化には終わりはありません。

実はこんなに簡単にランディングページは改善することができるのです。

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