リスティング広告の費用対効果が悪くなる6個の要因

リスティング広告では常に同じ成果を出し続けることは非常に困難であり、自分で出した成果ですら超えられない場合なども多々あります。そんな、費用対効果が悪くなった時に考えられる要因を6つ書き出してみました。

  1. アービトラージサイト
  2. 担当者の交代
  3. 部分一致の暴走
  4. 競合の動向
  5. 市場要因
  6. 競合他社の多重クリック

 

リスティング広告の費用対効果が悪くなる6個の要因

アービトラージサイト
1年以上前に取り上げているのですが、ここ数日さまざまな箇所で取りざたされているYahoo!リスティング広告の提携先サイトである、さまざまなアービトラージサイト(MFO)にて無駄なクリックが発生する場合、一時的にCPA(顧客獲得単価)が高騰してしまったりなどして、費用対効果が悪くなってしまいます。これを防ぐ手立ては、配信対象外サイトとして多くのサイトを登録する必要がありますが、現時点で400を超えるアービトラージサイトが確認できているので、全てのサイトを除外するのは事実上不可能です。その為に、定期的なメンテナンスを行う必要があります。

担当者の交代
費用対効果が悪くなる理由として1番多いのが、この担当者の交代によるものではないでしょうか。担当者レベルでさまざまなフローが変更されるのは仕方ないことかもしれませんが、一番の問題は1人のスキルに頼り切っているという、組織の問題です。一定の作業で成果がでることが見込まれれば、その作業を1人の中に仕舞い込んでおくのではなく、横軸に展開していなければ良い組織は育ちません。

部分一致の暴走
Yahoo!リスティング広告に限らず、AdWordsでも日々部分一致のアルゴリズムは変化しているので、タイミングによってはとんでもないキーワードで広告が掲載されている場合があります。Yahoo!リスティング広告の場合は何かしらのアクセス解析を導入していなければ、部分一致の誇張を分析することはできませんが、AdWordsであればアドワーズの除外キーワードを簡単に設定する方法で書き出している内容で、部分一致の誇張を確認する事ができます。
このような部分一致の暴走は、除外キーワードの登録で抑制することが可能です。

競合の動向
競合他社がいつまでも予算が続くとは限りません。いつも同じようなキーワードで上位に位置していた競合他社が急にいなくなり、入札価格を変更せずとも勝手に上位表示されてしまい、クリック数が軒並み上昇してしまうなんてことも多いのが、リスティング広告です。競合他社の動向は常に警戒し、数字に変化があれば、まずは競合の動向から疑ってみましょう。

市場要因
季節性の商品を扱っている場合などに多く見受けられます。特定の季節にしか売れにくい物などを扱っている場合は、その季節しか売れないものを、他の時期でも売る事ができる理由付けを見つけ出す事ができれば、次のビジネスチャンスに広がります。

競合他社の多重クリック
アービトラージサイト以外のものをさします。これは実質的に防ぎようがないのですが、アクセス解析を使って、おおよそ同一の方々がクリックをしにきているのを見る事ができます。競合さんがクリックしに来ている場合もあるでしょうし、そうでない場合もあるでしょう。これはAdWords、Yahoo!リスティング広告ともに不正クリックは防いでくれているということなので、そちらにお任せするしかないのが現状です。

リスティング広告の費用対効果が悪くなる6個の要因:まとめ

費用対効果が悪くなるのには、さまざまな要因が隠されていますが、ほとんどの場合で今回書き出した6個の中にあてはまるのではないでしょうか?

まずは”原因”を探し出し、その原因にあわせた対処法を、導き出しましょう。

執筆/掲載記事

▲