リスティング広告の始め方:広告表示の最適化について
数ヶ月ぶりのリスティング広告の始め方シリーズ第11弾です。前回までの流れは下記で確認してください。
- キーワードの探し方
- キーワードの組み合わせ
- 広告文の作り方
- 表示URLとリンク先URL
- 入札価格について
- 除外キーワードを設定しよう
- コンバージョンタグを貼ろう!
- 表記ゆれキーワードを登録しよう
- 入札価格の設定
- 1日の予算設定
本日は見落としがちである、広告表示の最適化についてお送りします。
広告表示の最適化について
Yahoo!リスティング広告だけに限らず、AdWordsでも1つの広告グループに対して2つ以上の広告文を作成するのは大切ですが、広告文作成の際に広告表示の最適化について気をつけなければいけないことがあります。
それはアカウント設定時には、できるだけ正確に広告文の良し悪しを正しく判断する為に、広告表示の最適化をオフにする必要があるということです。Yahoo!リスティング広告、AdWords共にデフォルトでの広告表示の最適化はオンになっている為、何も考えずに担当者の間で、広告表示の最適化はオンにされたまま運用されている場合が非常に多かったりします。
※Yahoo!リスティング広告-画像1
特定の広告グループの[広告グループの設定]-[編集]にて上記画面へ
※Yahoo!リスティング広告-画像2
アカウント設定時は[いいえ]を推奨
※AdWords-画像1
特定のキャンペーン内の[設定]-[広告掲載: 広告のローテーション、フリークエンシーキャップ]
※AdWords-画像2
[広告をより均等に表示]を推奨
Yahoo!リスティング広告の広告表示の最適化について
中でも、Yahoo!リスティング広告の[広告表示の最適化]は非常にイレギュラーな動きをするので注意、及び監視が必要になります。
Yahoo!リスティング広告の広告表示の最適化機能は、効果の悪い広告文を勝手に強制停止してしまう事が多く、その停止の基準は公開されていないため、何故このタイミングで片方の広告文が停止になっているのか?理解に苦しむ場合が多発します。
中にはクリック率、CPA、コンバージョン率などの指標が明らかに他の広告文を上回っている場合の広告文でさえも、何らかの理由で停止されてしまうことも少なくなく、Yahoo!リスティング広告で広告文の良し悪しを判断するのは、担当者の目線に頼るのが、一番の良い方法です。
AdWordsの広告表示の最適化について
Yahoo!リスティング広告とは異なり、AdWordsの広告表示の最適化は、片方の広告文を強制的に停止するようなことはありません。あまりに成果が上がらない広告文などは徐々に配信率が0%に近づくようになっており、一定のデータ収集を終えて効果の上がらない広告文等は、ほぼ表示されない状態となり、その一連の流れは比較的信用に値します。
その為、一定の基準を独自で設けてA/Bテストする場合などに限り、広告表示の最適化をオフにすることを推奨していますが、AdWordsに限っては広告表示の最適化はオンのままのほうが効率よく広告文を回す事ができる事があります。
リスティング広告の始め方:広告表示の最適化について:まとめ
今回の記事の結論は下記になります。
- Yahoo!リスティング広告の場合は広告表示の最適化をオフにする
- AdWordsの場合は広告掲載: 広告のローテーションを最適化にする
(一定のA/Bテストを独自に行う場合はオフにする)
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