検索連動型広告のキーワードを簡単で有効に選定する方法

検索連動型広告にてキーワードの選定、精査などは永遠に続く作業といっても過言ではないほどに重要な作業の一つですが、いろいろな担当者さんと話しているとどうも心配してしまいそうな選定をしていたり、無駄な掛け合わせを増やしてしまって管理自体を自分でややこしくしてしまっている傾向をよく見かけることがあります。

本来、キーワードの選定は”いつまでも続く作業”であることや”今後の管理に影響する”ことからも、もっと効率的に有効に今後のアカウント管理やチューニングも考えながら、よりスマートに行うべきだと筆者は考えてます。

今回は私や私の周りで利用しているキーワードウォッチャーGoogle AdWordsのキーワードツールを利用した検索連動型広告のキーワードを簡単で有効に選定する方法をお伝えします。

キーワードウォッチャーを使ってユーザーが本当に検索しているキーワードを見つけ出す

検索連動型広告で利用するキーワードは、実際にユーザーが検索をする際に利用しているキーワードを如何に多く見つけられるかが重要になってきます。

このキーワードウォッチャーを利用した場合、ここで表示されているキーワードは実際にユーザーが利用している検索キーワードの実データとなるため、自分たちが頭の中で想像していたようなキーワードは意外に検索されていないということが一目瞭然となり、重要なキーワードを拾い集めることができようになります。

仮に観葉植物を販売しているECサイトがリスティング広告を出稿する際に行うべきキーワードの分別は下記のようになりますね。

※除外キーワードの設定に関しては部分一致対策:完全版を参考にしてください。

※アクアテラリウム、パキラの取り扱いがある場合は別途広告グループを作成するべきです。

※風水と観葉植物の相性が良いようです。ここでは”通販”や”販売”などよりも検索数が多く、重要なキーワードになりますが、無理やり入札するのではなく、是非風水と観葉植物のコンテンツを作成してランディングページにとして設定することで、今までと異なるユーザー層に訴求することが可能となります。またこれらはコンテンツ増強によるSEO対策にも非常に有効です。

キーワードウォッチャーは実検索数がでるので、どのキーワードの掛け合わせに需要が多いのが明確に理解できます。検索数が多いキーワードに比重をかけ、より多くの売上を上げるために何をやるべきかを判断してください。

Google AdWordsのキーワードツールでキーワードの幅を広げる

Google AdWordsのキーワードツールは実際にユーザーが検索している実データを見ることはできませんが、目安の数字で検索ボリュームを表してくれます。また、実際に出てくるキーワードはキーワードウォッチャーで出てくるキーワードとは異なる傾向があり、バリエーションに富んでいます。これを利用します。

このような感じでキーワードウォッチャーとは異なるキーワードが複数出てきましたね。これを実際に先ほどのキーワード表に目視で精査しながら反映します。


※育てやすいというキーワードが意外に人気でしたので、上記の風水同様にコンテンツを作成しましょう。

※新装祝い、開店祝いなどの新しい需要が開拓できそうです。これらは通常のユーザーよりも高額な商品を購入し、尚且つ定期的にまとまった数の商品を購入してくれる可能性が高いので、こちらも是非コンテンツを作成するべきでしょう。

※観葉植物のレンタルも需要が多いようです。これは別のビジネス展開として考えるのがよさそうですね。とりあえずサービスを行っていないようであれば除外キーワードとして設定しましょう。

Google AdWordsのキーワードツールではさまざまなバリエーションを拾いましょう。

検索連動型広告のキーワードを簡単で有効に選定する方法/まとめ

このように、1つのキーワードツールを利用するだけではなく、いくつかのキーワードツールの良い部分だけを利用して、より効果のあるキーワードに仕立てあげていくことが、検索連動型広告のキーワードを簡単で有効に選定する方法です。

管理の仕方や体制で考え方が変わってきますが、はっきりって検索されない無駄なキーワードはいらないのです。勿論、さまざまな方法論があるのですべてにおいて必要ないとは言いませんけども。

キーワードツールに限らず、さまざまな事柄にも言えることですが、1つの物、1つの事だけを利用しているよりも、良いもの同士を掛け合わせてこそ、今まで見たことのない素晴らしいイノベーションが生まれるのかもしれませんね。

また、キーワードを探し出す方法はさまざまな方法があり、私もいくつか書き出していますが、この方法が最善である、という方法はありません。ご自身のスタイルに合う方法で取り組んでみてください。

参考

  1. リスティング広告の始め方:キーワードの探し方
  2. キーワードとアイデアを整理するマインドマップを利用しよう!
  3. とっても簡単なキーワード展開の考え方

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