リスティング広告の入札単価を簡単に調整する方法

書評ばっかりでスイマセンデシタ。スイマセンデシタ。スイマセンデシタ。

さて、たまには役に立つリスティング広告のお話をしてみたいと思います。

人に教えるときや聞かれてなかなか答えずらいのがリスティング広告のキーワード単位での入札価格の調整です。入札価格をどのタイミングで引き上げるのか?どのタイミングで引き下げるのか?などはいつまでたっても難しいものです。

しかし、これを簡単にではありますがある程度解決する方法がありますのでご参照ください。

レポート、及び管理画面をソートして調整する方法

ここでは管理画面のキャプチャーではなく、エクセルでエクスポートした形式で解説していきますが、Yahoo!リスティング広告・Google AdWordsともに管理画面上で各項目をクリックすることで数字をソートすることが可能です。

※数字はすべて架空のものです。

CPA(1コンバージョン当たりのコスト)をソートして調整する


CPAの高い順にソートをかけます。すると、1コンバージョン当たりのコストが高いものが上位にくるので、ここで目的のCPAよりもコストのかかっているのものを発見することができるようになります。

ここでは「B」というキーワードが他のキーワードと比べて異常値を出しています。仮に目標CPAが1500円程度ということであれば、”CPC(クリック単価)を引き下げる”という判断ができるようになりますね。

※予め目標のCPAは必ず設定するように心がけましょう。仮説のないところに気づきはありません。

コストでソートして調整する


コストがかかっているキーワード順にソートします。すると、どのキーワードにどの程度予算を割いているのかをみることができますね。ここでは「F」と「H」というキーワードがコンバージョンを生んでいません。では、この「F」と「H」のキーワードは入札単価を下げる、または停止してしまうべきでしょうか?

上記同様、目標CPAが1500円程度であるならば今しばらく様子をみるべきであると判断できますし、仮にコストが目標CPAよりも大きく上回っているようであるならばそのキーワードは何らかの対処が必要となります。

CPAだけをベースに見ていると、獲得をしていないのに高コストなキーワードを見逃しがちですし、その逆もしかりです。

リスティング広告を簡単に調整する方法/まとめと注意点

CPAをベースに調整していく手法と、コストをベースに調整していく手法をご紹介しました。簡単な調整方法ではありましたが、非常にベーシックなリスティング広告入札単価調整方法の2つです。

コストを超えていても、どうしても出し続けたいキーワードの調整は競争の激しいBIGキーワードの対処法を参考にして頂ければと思います。

今回の記事はキーワードごとに目標CPAをベースにアクションをしていきましょうと述べていますが、特定のキーワードでのCPAが高くたって気にしないでも書き出しているように、全体的な獲得とコストのバランスを見ながら調整することがリスティング広告の調整では重要となってくるのをお忘れなく。

尚、こういったリスティング広告の基本はリスティング広告のはじめ方というシリーズでまとめていますので、お時間があればどうぞ。

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