やっぱり”思い”が一番の最適化

まぁ、こんな題名だとなんだかくさい感じがするし、あんまり趣味ではないんだけど、最近思うことをつらつらと。テクニック的な話ではないですし、若干綺麗ごとかもしれませんので時間があるときにでも読んで下さい。

仕事柄、普通の方に比べれば比較的多くの方々にリスティング広告の知識や運用方法やテクニックなんかを教えていたりします。

それは運用の代行ではない仕事だったりします。担当者育成というよりは、もう少し深く入った感じでしょうか。なんといえば正しいのか、僕にもわかりませんが、ケースバイケースでの対処法や売上を上げる方法や正しい施策方法や競合を出し抜く方法やアクセス解析の利用法や姿勢や考え方など、正直なところ相手の方の望むものによって教えることが全く違います。

そんな中、成長度合いとか理解のスピードとかが想像以上に伸びるのが早い人たちがいます。そんな方々は決まって同じ共通点を持っているんです。今回はそんな話を書ける範囲でしたいと思います。

それは本当に当たり前の事かもしれないけど、自分の会社が好きだったり、自分が扱っているものが大好きな人たちだったりします。働くことに、そこにいることに喜びを感じている人々です。その大好きな商品を同じ興味を持っているお客さんに共有してほしい!と感じているのかな。そんな方は愚直のような正直さを持ち合わせているんだと思うんですよ。

だから1教えれば自分なりに解釈し、「うちのお客さんの場合は…」といった形で置換していき、1のことが2にも3にもなっていきます。1つの作業、1つのテクニックを決して単体では見ていないんですね。

そういった方々はGoogleだったりYahooだったりの検索エンジンを相手にするのではなく、当たり前のようにその先のお客さんを見ているんだなと感じます。それらは広告文を作っていたり、キーワードを洗い出しているときにまざまざと感じます。簡単にいえばいい意味で機械的ではないんですね。これが。

勿論、リスティング広告は機械的に考えることも重要です。品質スコアがどうだとか、キーワードマッチがどうだとか、そういうことはリスティング広告に取り組む上で非常に重要なんですけど、それ以上に重要な箇所ってホントにあるんだなと感じます。

一つの例で言えば広告文の作り方に決まって特徴があります。それは無駄にクリックされるよりもがっかりされない広告文を作っています。

こんな感じで点と点だけが組み重なってもコンバージョンまでは辿り着けないけど…


無駄にクリックされるよりもがっかりされない広告文を意識していれば、点と点は線になりやすい。勿論ランディングページも重要になってきますし、その広告文はクリック率は高い!とは一概には言えないです。これはあくまで一つの例ですけどね。

ただ、はっきり言ってクリック率が重要だなんてのは品質スコアや品質インデックスを意識した時だけですからね。クリックを誘発させるような広告文を作れるテクニックはリスティング広告担当者には確かに重要です。その先は確率論だ!なんて話は僕も良く使いますし、実際にそういう施策も行います。※勿論、キーワードにもよるけど。

でも、がっかりさせないという”思い”も、必要な人に刺さるような広告文を作ろうという”思い”も重要だなと思うんです。

だから僕は思います。やっぱり”思い”が一番の最適化なんじゃないかな。

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