教えられない広告感 (Ad sense)

今回はかなり独り言的な要素が強いポストです。お時間のある時にでも読んで頂ければと。

リスティング広告の中でも最初から最後までのすべてを教えることができないのが、僕はこの広告感 (Ad sense)だと感じている。この訳は少し違うかもしれないけど、Googleで「広告感」と検索をかけると (Ad sense)とでたもので、なんかいいなぁーと思いそのまま利用しますけどもね。

例えばこの広告感 (Ad sense)、いったいどんなところよ?と言われると、広告文を作成するときのセンスは非常にわかりやすいな、と感じるのですよ。広告文はこんな風に作るとうまくいきますよ、というのはもちろんあるんだけど、その内容を踏まえて作ったとしても、10人いれば10人とも異なる広告文を作ると断言できる。

ちなみに手前味噌だけど、広告文のうまい作り方というかぶれない作り方はリスティング広告 成功の法則で確認していただければ、8割方はうまくいくんじゃないかなと。

さて、話は戻って広告文に関する広告感 (Ad sense)の話。

これを本当にわかりやすく書いてくれている文章を見つけたのでご紹介しようと思う。

広告とは商品の中に練りこまれているものだ。
昔からある言い方だけど、石仏を掘る人が「石の中に仏様はいて、周りの石をどかして、出してあげるだけなんだよ」というじゃない。それって見事な言い方でさ…

BRUTUS (ブルータス) 2011年 4/15号 [雑誌]
マガジンハウス (2011-04-01)

BRUTUS (ブルータス) 2011年 4/15号より
※余談だけど、この号のBRUTUSは永久保存版

上記は糸井重里氏の言葉だけど、ほんとうにうまいことを言うなぁと感心させられ、この文章を読んでからというもの、全ての商材の中にも仏様がいて、それを如何に自然な表現をして余分なものを取り除けるか、いかに仏様を生かせるか、なんてことばかりを考えて広告文を作っているわけですよ。

やっぱり”思い”が一番の最適化というポストでも似たようなことを書いていて、これまでも同じことをやっていたけど、この言葉を知って以降、意識が格段に変わったのは間違いないし、成果もやはりついてきていると思う。

長々と書いてしまったけど、つまり、広告文で如何に競合と差をつけられるか、クリックを誘発させられるかという意識も決して無駄ではないと思うんだけど、それだけ考えているとテクニック的なダサい文章になってしまうんですよね。

テキストだけをインサーション(挿入機能)で見せるだけではやはり不十分で、大事なのはどれだけ商材(仏様)のことを自然に伝えることができるか、相手の気持ちにリンクさせられるか、だと僕は思う。

とはいえ、題名通りこの広告感 (Ad sense)はなかなか教えられるものでもないから、それぞれに自分なりの広告感 (Ad sense)で、今後取り組んでいくと良いのではないかなと思うわけです。勿論、自己満足だけではなく、コンバージョンの推移なんかも見ながら。

正直な話をすれば、こんなことを意識しなくても8割近くはうまく行くことが多いんじゃないかなと思う。ただ、8割を超えたパフォーマンスを出そうと試行錯誤している人たちには、是非意識してほしい重要な箇所かなと感じています。

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