飲食店完全バイブル―マンガで学ぶ繁盛の法則26カ条/感想
個人的にマンガで学ぶ系はマンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦!、や、ソーシャルメディアマーケター美咲 新人担当者 美咲の仕事帳が本当によくできていて面白く読みながらもためになる箇所も多かったため、伝える手段の一つとしてはすごくありだなぁと感じています。
先日の第2回LPO担当者交流会に参加させて頂き、村上佳代さんも自身のセッションでおっしゃっていたけど、そのジャンルに興味がない人にも伝える有効な手段の一つだと思います。そういう切り込み方で考えれば、やはりマンガというアプローチもありですよね。
と、前置きはここまでなんだけど、僕の趣味は食べ歩きなので個人的に贔屓にしている飲食店がいくつかあります。そういう人たちがどんな風にお店を運営しているのかなぁと前から素朴な疑問があり、はたまたWebの相談を受けることが多いので僕自身、もっと飲食について知っておかなければいけないなと思っているところで本書を見つけて購入。
本書にもレバレッジメモのようなものは存在しませんが、飲食店に限らないノウハウが詰め込まれていますよ。接客業の方にお薦めです。接客業というとかなり広義な意味になってしまうけど、お客様と接するすべての方々、中でも営業職や経営層にも参考になる個所が多く含まれていると思います。
内容は以下の繁盛の法則26カ条です。
- 離れた常連客を取り戻せ
- イメージのずれを正せ
- お客様目線でチラシを作れ
- 店頭で最大限の営業を
- 宴会客は店内でつかめ
- 気遣いが接客の基本
- クレーマーとこそ話す
- POPでも会話できる
- 行儀の悪さは我慢しない
- 断り上手は接客上手
- イベントは接客のプラスα
- 接客はチームプレーで
- 怒鳴っても人は動かず
- 厨房とホールの分裂を防げ
- 従業員に任せよ
- ほめる基準は明確に
- 教えるべきは挨拶の意味
- 面接のコツを知る
- 全員参加でシフトを組む
- 人手不足も2種類ある
- 天然ものは良いの誤り
- メインだけが”売り”にあらず
- 不振店の地図が不適切
- いい店も地域性には勝てず
- 割引も良し悪し
- 売れない店こそ視察
内容もしっかりとしていて、飲食店で本当にありがちな内容がぎっしりと詰まっています。マンガもきれいで読みやすいのでお薦めですね。
個人的にはこういった他業種のノウハウって意外に自分のビジネスに生かせる部分が多いので重宝するんですよね。
ご興味がある方はどうぞ。
飲食店完全バイブル―マンガで学ぶ繁盛の法則26カ条
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日経レストラン編集部 原田 諦
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