進化するということ、依存しないということ


ここ最近は以前より単独で仕事をするのことよりも、さまざまなポジションの方々とチームを組んで、数人体制で多くの視点を取り入れながら仕事に取り組むことが多くなってきました。

そんな環境で数えきれないほどの施策を見たり、分析し、取り組み、戦略を共有し、効果測定などを行い、更な高みへのアカウントのリビルドを行っていくにつれて多くのことを学ぶ機会があります。

今日はそんな中で昔に読んだドラッガーのマネジメント 基本と原則にもでも書かれている、進化するということ、依存しないということについていろいろと考えさせられることがあり、その中で気づいた真理とでもいうべきか、感じたことをつらつらと書いてみたいと思います。

進化するということ

ビジネスというものだけに限らず、人としてもそうですが、”進化する”ということは前に進むことでもあり、全ての物事をより良い方向へ持っていくための重要なプロセスであると思います。

ここでいう”進化”とは「考え方を変えろ」とかそういう意味合いではなく、数か月前、数年前の考え方+αで何かしらの付加価値が付け加えられているのであれば、それは”進化”と呼べるのではないかと思います。ただし、現状維持というのが最悪で、その場合、何も進化していないということになります。

しかし、プロセスがことなり成果自体が現状維持なのであればそれは進化になり得ます。プロセスが何も変わらぬままで、仮にたまたま成果が上がっていたとしてもそれは現状維持ではなく退化でございましょう。

依存しないということ

個人的にはこの”依存しないということ”が進化のスピードに拍車をかける肝なのではないかなと感じています。

人は過去にある程度の成功体験がある場合、かなりの確率で無意識にでも依存してしまう傾向にあるのではないでしょうか。さらに言えば、その最高体験が大きければ大きいほど、依存度は高くなるようです。

過去の成功体験に依存した思考を持ちすぎてしまうと、新しい取り組みに踏み込みにくく、柔軟な思考で物事を考えられなくなり、周りが見えなくなってしまう傾向があるので、”依存”ほど怖いものはありません。

”依存”は思考停止をもたらす、ネガティブキーワードです。

進化するということ、依存しないということ/まとめ

どんな仕事でも重宝されるのは、圧倒的なスペシャリストの技術であるのはいうまでもありませんが、個人的にはそれだけの人間では駄目だなと感じる部分があります。

圧倒的なスペシャリストの技術を持ってして、それらを客観的に見れる能力、疑うことのできる能力を持ち合わせた人こそが、本当のスペシャリストやジェネラリストなのではないかなと思います。

ビジネスを育てるの中でも、スモールビジネスは「変化」と「差異」が命昨日の真実は今日はもう使えないと書かれおり、個人的にもこの箇所は常に心に留めておきたい言葉でした。

これだけ新しい情報が入り込んでくる今の世の中、成果を上げ続けるには進化するということ、依存しないということが不可欠なのではないでしょうか。自戒も込めて。

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