リスティング広告配信をスマートフォンとPCとで分けるタイミングとは?

先日書き出したスマートフォンのリスティング広告対策で覚えておきたい5つの事が少しばかり好評だったようですが、いくつか質問を頂いた中で圧倒的に多かったものが、リスティング広告配信をスマートフォンとPCとで分けるタイミングはいつごろか?というものでした。

正直な話、展開しているビジネスの目標値によって異なるわけですが、いくつかの指標を出す方法はあります。

スマートフォン経由のコンバージョンを見る

Google AdWordsではこれまでに運用しているアカウント内のスマートフォン経由のコンバージョンを見ることができます。


特定のキャンペーンを選択し、[分割]より[デバイス]を選びます。すると、下図のようにデバイスごとのデータを取得することが可能となります。


[分割]の[デバイス]でみることができるのは、パソコンの他に、[フル インターネット ブラウザ搭載のタブレット]・[フル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末]などをみることが可能です。

これにより、スマートフォン経由、タブレット経由の効果、影響力を明確にみることが出来るようになります。

リスティング広告配信をスマートフォンとPCとで分けるタイミングとは?/まとめ

上記で現れる数字がビジネスに大きな影響を与えるレベルであること、また、今後この数字が明らかに増加していくであろうと予測できるようであれば、サイトのスマートフォンへの対策をより迅速に進めていくべきだと考えられます。

多くのサイト管理者は現時点でも既にコンバージョンが適度に上がっている場合、今のままでも問題ないと考えるかもしれません。ただし、そこでコンバージョンになったユーザーはあなたのサイトをわざわざピンチアウトして拡大し、入力しにくい応募フォームを乗り越えた勇者のようなユーザーです。

そんな”わざわざ”な行為を行ってくれる勇者のようなユーザーはそれほど多くはないことを理解しておいた方がいいかもしれませんね。

※注意点

ただし、当たり前ですがスマートフォン専用のサイトを提案するにはそれ相応の見返りがあると考えられる場合でなければなりません。

リスティング広告担当者のエゴだけでサイトをスマートフォン仕様へ推奨するのは本末転倒です。制作のコストだけではなく、今後の管理のコストなども考慮しながら、それでもメリットの方が大きいようであれば、是非とも取り組んでみてください。

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