リスティング広告レポート機能の便利なあれこれ5選

AdWords、Yahoo!リスティング広告共に、さまざまなレポートの取得が可能ですが、そのレポート機能の多くの機能は使用されずに眠っている場合が多いようです。

そこで、ほとんどの方々が取得しているであろう通常のキーワードレポートなど以外に、便利なのに利用されている傾向が少ないレポート機能をピックアップしてみました。データを可視化することでわかることでも書き出したように、レポート機能は使い方次第でさまざまな対策が可能となります。
 

AdWords、分割タブレポート

AdWordsではさまざまな形態でのアクションが存在しますが、それらを分割タブレポートを使用して、細かく分析することが可能です。
AdWords、分割タブレポート-001
AdWordsへログイン後、特定のキャンペーン、または広告グループを選択し、[分割]タブを[ネットワーク]に合わせます。
※この画面は後ほどまた使用します。

AdWords、分割タブレポート-002
一つに集約されていたデータを[Google検索]、[検索パートナー]、[ディスプレイネットワーク]の3段階に分割してみることが可能になります。予算が消化しすぎていて何かしらを制限しなければいけない場合、検索パートナーへの広告配信を停止し、Google検索へのみ広告出稿するなどの判断を行うことができるようになります。
ちなみにGoogle検索のみへの配信は、キャンペーン設定から[ネットワークとデバイス]にて選択可能です。

AdWords、分割タブレポート-003
この図は最上図の中のプルダウンで[クリックタイプ]を選択した場合の画面です。[URLのクリック]は通常の広告文クリックを指していますが、[通話]はClick to callのクリックを指しています。このクリックにより、電話へのアクションが確認されたということですが、Click to callは必ずしも通話に繋がっているというわけではなく、あくまで電話までのアクションが確認されているというデータになります。

AdWords、分割タブレポート-004
この図は最上図の中のプルダウンで[デバイス]を選択した場合の画面です。[パソコン]は通常のPCからの検索であり、[フル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末]はiphoneやアンドロイド搭載の携帯端末からのアクセスになります。スマートフォン関連からどの程度のアクションがあるのかを見分ける事が可能です。

自動プレースメント(コンテンツターゲット)の配信先確認

自動プレースメントの配信先確認-005
特定のキャンペーン、又は広告グループの[ネットワーク]タブを選択します。

自動プレースメントの配信先確認-006
[自動プレースメントの詳細]をクリック

自動プレースメントの配信先確認-007
自動プレースメント(コンテンツターゲット)の配信先ドメインを確認することが可能です。尚、配信先を更に細かく分析したり、手動プレースメント(プレースメントターゲット)へ入札する場合などは、コンテンツターゲットの始め方:サイト除外機能を活用するにてご確認ください。

キャンペーンの検索機能

キャンペーン数が多く、特定のキャンペーン同士を合わせた場合の費用対効果を日別で取得したい!という場合は意外に多いのではないでしょうか?そんな時に便利なのがキャンペーンの検索機能です。
AdWords-キャンペーンの検索機能-008
AdWordsのキャンペーン一覧ページの検索窓に、特定のキャンペーンに含まれる文字を入力します。

AdWords-キャンペーンの検索機能-009
検索にて使用した文字を含んだキャンペーンだけのデータを取得することが可能です。これらはモバイルのキャンペーンとPCのキャンペーンを同一アカウント内で施策している際などに非常に便利に働きます。

Yahoo!リスティング広告-キャンペーンの検索機能-010
Yahoo!リスティング広告でもキャンペーンの検索機能は有効です。[レポート]タブより、キャンペーン一覧ページの検索窓に、特定のキャンペーンに含まれる文字を入力します。

Yahoo!リスティング広告-キャンペーンの検索機能-011
検索にて使用した文字を含んだキャンペーンだけのデータを取得することが可能です。これらは予算の配分の関係で分けざるおえない状況に陥った同一ジャンルの傾向を合わせてみたい場合などに非常に有効に働きます。

地域配信確認

2010.09現在、AdWordsで地域配信の確認をするレポート機能は停止していますが、Yahoo!リスティング広告では取得可能です。それらの手法はYahoo!リスティング広告における広告配信先レポート作成方法にて詳細に記しているので、ご参照ください。

広告配信先レポート(Yahoo)

アービトラージサイトや配信パートナーからの不正クリックなど広告配信先レポートを使用して分析する事が可能です。Yahoo!リスティング広告に広告配信先レポートが設置にて詳細に記しているので、ご参照ください。

リスティング広告レポート機能の便利なあれこれ5選/まとめ

今回は5つの便利なリスティング広告レポート機能をご紹介しました。特にAdWordsの分割を利用した場合は、今までに取得することが出来なかった珍しいレポートの取得が可能となっています。

特にフル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末などのレポートは、今後の動向から目が離せませんね。

さまざまなレポートを取得して、最適な施策を行いましょう。

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