「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）は、スキルや知識がなくても成果を出せる広告。」ある意味正解だけどこうも言えるよね。「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）は、スキルや知識があってもどうにもならない広告。」

— sem_masterさん (@semlabo) 2013年2月28日

先日、こんなことを呟いたら結構リツイートされた。

これは以下の記事にあった言葉を軽く揶揄してふと呟いてしまったんだけど、よくよく考えるとYahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）が向かう方向は正しいのかもしれない。

何が変わった？ どう変わる？ 担当者に聞いた新広告Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）を理解するためのQ&A | Web担当者Forum

これまでのリスティング広告って個々人のスキルが如実に反映され、プレイヤーによって大きく成果が変わるということはこのブログを読んでくださっている方々には周知の事実。つまり、リスティング広告は属人的な広告だっていうのも今更疑う余地は無いだろう。

僕が思うに、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）はこの属人性を排除しようとしているのかもしれない。昔からテクノロジーというものは、そういった属人的な個所を排除することで稼働を上げ人類を進化させてきたわけだし、そんな風にYahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）のことを考えるとGoogle AdWordsよりも先のことを考えているんじゃなかなと思った。

※Google AdWordsはインタレストカテゴリーやトピックターゲットなどによってディスプレイネットワークを簡易的に出す方法を模索しているものの、ユーザー側に選択肢を与えてしまうことによって、かえって事を複雑にしてしまっている気がする。

Yahoo! JAPANでは、誰でも簡単に使える広告を提供していく。

これには多少なり失笑した人もいるかもしれないけれど、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）の未来が「誰でも簡単に使える広告」であるのならば、これって僕らの考えが浅かったとしかいいようがない。Yahoo!は本当に凄いことをしようとしているのかもしれない。しかも爆速でね。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）、現段階ではどうしても最後に提案してしまうような配信手法だけれど、今後この順番が入れ替わる日が来るのかもしれないと思うと、結構楽しい。そしてこれが深読みでないことを望みます。