ネットショップに関わる方のバイブルとしてもはや定着している感のある通称黄色本、(売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則の感想)の著者であるコマースデザインさんが新しい本書いたよ～ということでご連絡いただいたので、他にも読まなければいけない本は山積みなんだけれどもいの一番に読んでみました。

リスティング広告に携わる人であれば、切っても切り離せないのがネットショップに関わる情報でしょう。

扱う商品をしっかりと理解し、どういったシチュエーションで利用されるのかを考え、時には利益率やランディングページまでをも把握しながら、正しい獲得単価や訴求点を見出さなければリスティング広告を上手に展開することは不可能といっても過言ではありません。

そういった意味では徐々にではあるだろうけども、リスティング広告プレイヤーは自身のクライアントと一緒に成長していくといってもあながち間違ってはいないと思うのです。売れている時はその波に乗りさらに加速させるのが役目である一方、思うように売れないときには参謀として一緒に案を出し合い、修羅場を潜り抜ける、いつまでもそんなプレイヤーでありたいと思っています。

僕自身は前職でネットショップの運営をさせてもらったので沢山のことを学ぶことが出来た経験が色んな所で役に立ったんですよね。こういったように現場で学ぶこと以上のものはありませんが、駆け出しの頃はその経験が不足しているが故、不安になることも大いにあると思います。そんな時、本書は間違いなく強力なバイブルとなる、というのが率直な感想です。

マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営のお薦めポイント

ネットショップは全て同じではなく、取り扱う商品や売り方などによって4つのタイプ(EC4タイプ理論)が存在しており、それぞれのタイプの売り方や空回りしないためのネットショップの運営のコツをマンガで分かり易く記載しています。

そして、ネットショップに欠かせないのは集客、接客、追客です。集客を漁業に例えわかりやすく解説していたり、どういった集客方法があり、どこに気を付けるべきなのかを詳細に記載し、接客では商品画像の見せ方からファストフードに学ぶお薦め方法までが書かれています。追客ではメルマガで購入客との「縁」の深め方が具体的に記載されているなど、ネットショップに関わる人だけではなく、ネットでビジネスを展開している方であれば必ず何かしら参考になるものが書かれています。

※集客でのリスティング広告の一コマ。品質を改善させるポイントをマンガでわかりやすく解説している。実際の品質の改善には他にもさまざまな要素が含まれるけれど、余計なことを記載せず重要な箇所のみに焦点を当てているのがコマースデザインさんらしい。読み手を迷路に迷わせない工夫が随所で感じられます。

個人的には「商品購入後の確認メールの開封率が高い」というのはかなり盲点だったなぁと反省するわけです。これだけ開封されるメールなんだから、いろいろ利用しない手はないですよねぇ。

前の書籍もそうでしたけど、コマースデザインさんはネットショップのことを考えるときに誰に何を売るのか？を誰よりも考えているんだろうなぁと痛感します。データを見るのもいいかもしれないけど、データが主役になってはいけない。これはリスティング広告だって同じです。

ここで記載したのはほんの一部です。すべてのネットショップ関係者にお薦めしたいと思います。

※ちなみに、僕の新しい書籍も発売されるので、合わせて見ていただけると嬉しいです。

マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営

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