リスティング広告においての『最適化』という言葉は便利な言葉


『最適化』ってなんて便利な言葉なんだろうと思っていた矢先、非常に共感できる記事があったのでご紹介。

参照記事:『最適化』という魔法の言葉
※記事の内容に全面同意っていうよりも、題名に一番共感した。

仕事上必ずと言っていいほど耳にする言葉、それがこの『最適化』という言葉です。この言葉を聞く度に胸が締め付けられる?思いがするのは僕だけではないはず。特に第三者的な立場や軽いアドバイザリーとして打ち合わせに同席する際になんかにこの言葉を聞く機会が多く、個人的にモヤモヤとしたものを持ち帰ることが多いのが現状であります。突っ込みたいけど突っ込むと返しにあたふたするのが想像できるので、敢えて突っ込まない系ですけどね。

特にこれらがよく使われるのはCPA(顧客獲得単価)が高騰した場合の今後の対処法を聞かれたケースなどかな。「『最適化』します!」とか「『最適化』してます!」とか、そういった話で納得する側にも問題があるんだけれど、「何をどうやって『最適化』するのか?」を明確に示すことが出来ない限り、この担当者の今後の施策はまだ何も決まっていないのと同じだと思う。

つまり、その『最適化』には明確な根拠がなくちゃならない。根拠がない『最適化』なんてただの魔法の言葉だもの。ラピュタでいうところの煙幕のようなものです。煙幕をまいてしまえば大事なものが視界から失われ、結果的に煙に撒くことが出来る。

これは外部だけではなく、社内会議などでも同様で、『最適化』という言葉が使われた際には実際にどんな『最適化』を用意しているのかを深堀りしてみるといいかもしれません。初めはもやもやするかもしれないけれど、こういったキッカケによってより深堀り出来るようになれば、更に深い議論が出来るようになるはずです。

『最適化』という言葉は便利な言葉です。便利な言葉だからこそ、こういった物を使わずに説明できるスキルこそが本来は求められてるんじゃないかな。

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