最適化の罠
”最適化”という言葉はなんだか便利な言葉で危ない言葉だな、と感じています。その為、ここ最近はできるだけ”最適化”という言葉を使わないように生きています。
便利な言葉で危ない、というのには2通りの意味があります。1つ目は経験則ですが、効率ばかり追いかけると、発想が貧困になるという箇所です。
特にリスティング広告担当者の例でいえば、獲得単価(CPA)ばかり追いかけていると大きな視点で新しい発想は浮かびません。目先の小さなハードルを飛ぶために、小手先の技術を駆使して努力することになってしまいます。勿論、それがすべて悪なのではありませんが、目先の小さなハードルだけを見ていては、この先待ち受けている少しづつ大きくなっていくハードルを飛ぶことはできません。
物事はミクロだけではなく、マクロでもみて、尚且つ流れを見ることが重要です。何かを端的に見ているうちは、本当の解決策を見つけることはできません。
2つ目は”最適化しておきます”といえばすべてが丸く収まった気になってしまうという点ですね。これは本当に蔓延しているので、いっその事禁止用語にしてしまっても良いのかなとさえ思います。
果たして、その”最適化”はいくつの事柄ややらなければいけないことが含まれているのでしょうか?こういった言葉を使ってしまうと、仕事をした気になってしまうというのも問題です。
目的を明確にし、その目的を達成するために、どのように取り組んでいくのかをロードマップなどで具体化して、更には可視化してこそ、次の道が見えてきます。
”最適化”という便利な言葉で思考を止めないことが、日々成長を遂げていくことには重要なことなんじゃないかと思います。この辺りは先日のこれからのリスティング広告担当者はジェネラリストにならなければ生き残れないにも通ずる箇所かなと思います。
なんだか軽いポストですいません。でも、結構重要ですよ。
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