Googleショッピングが及ぼすAdWordsへの影響
本日、Googleショッピングが公開されました。
これは便利ですねー。価格での絞り込み検索もできて、ブランド毎に見ることもできて、店舗を超えて様々な商品をみることができて、Google先生すごいですねー、とまぁ、普通に切り込んでも全く面白くないので、Googleショッピングが及ぼすAdWordsへの影響を書き出してみたいと思います。いろいろ考えたんですが、まともなリスティング広告施策者には少々面倒なことになりそうです。
GoogleショッピングにAdWordsが表示される
Googleショッピングで検索をかけると、画像検索同様に上位2つほどのAdWordsが表示されます。さらにGoogleショッピングは下部へも3つほど広告が配信されます。
※上部は2つ掲載
GoogleショッピングのAdWordsは効果的?
既に商品を購入する気持ちが高まっているユーザーが多いと考えられるため、GoogleショッピングでAdWordsは効果的になると思われますが、ここで一つ大きな問題があります。
Googleショッピングで検索をする際はほぼBIGキーワード
ショッピング検索ができる箇所でわざわざ「通販」や「販売」や「購入」などのキーワードを入力することは非常に少なくなると予測できます。
ということは、Googleショッピング内ではサプリメントを購入しようとしているユーザーには[サプリメント]という超BIGキーワードで訴求することが有効であると予測できます。通常、サプリメントをリスティング広告で施策するのであれば、[サプリメント]という超BIGキーワードで訴求することは非常に稀であり、できれば避けたいものです。
その為、BIGキーワードに入札を行っていかないと、GoogleショッピングのAdWordsで成果を上げるのは難しいと予測できます。
※[サプリメント]などのようなBIGキーワードはサプリメントそのものを欲しがっているユーザーのほかにも、調べているユーザーや、若干興味が湧いてきた段階のユーザーも多い為、検索数も多く、クリック単価も高い上に、コンバージョン率が低くなる傾向があります。できる限り[サプリメント 通販]・[サプリメント 購入]・[サプリメント 販売]などの、購入意思が明確なユーザーへのみ訴求したいですよね。
※Google-御見積ツール
※Google-御見積ツールでの検索数-クリック単価 [サプリメント]は200円越え
GoogleショッピングのAdWords対応策
現時点でGoogleショッピングへのみAdWords広告を出稿することはできませんし、Googleショッピングを除外することもできません。その為、明確なGoogleショッピングのAdWords対策法はありません。
強いてあげるとすれば、GoogleAnalytics経由でimage検索を計測するように、products流入を計測していくことくらいでしょうか…。
この手法でも、AdWordsをどうこうできるわけではありませんから、現時点での対応策はサプリメントの例で例えれば「サプリメント」というBIGキーワードに出稿し、確率的に成果を追いかけていくしかないでしょう。
GoogleショッピングはECサイト保持者や消費者には非常にありがたいサービスですが、AdWords施策者には少々頭を悩ませるサービスになりそうです。
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