リスティング広告とライフタイムバリュー(LTV)の関係
ライフタイムバリュー(LTV)とは?
ライフタイムバリューとは、顧客から永続的に取引を続けてもらうことによって得られる利益・価値のこと。また、個々の取引から得られる利益の最大化を目指すのではなく、顧客のロイヤルティを高めることで得られるライフタイムバリューを高めていくことに価値があるとする考え方。LTVと略されることもある。
リスティング広告とライフタイムバリュー(LTV)の関係
『CPAが2500円を切らないと元が取れない…。』『元が取れているのに、更に予算が落ちず月内で必ず取りこぼしがある…。』こんな話はよく聞きますね。これ実は、考え方次第で転がります。
リスティング広告の予算取りはライフタイムバリュー(LTV)で凌げ!
納得してくれやすいロジックの中の一つで、ライフタイムバリューの提示があります。大手企業などではしっかりとマーケティング部隊が把握していることもありますが、中小ベンチャーでは案外考慮されてないことが多いですね。
正確なライフタイムバリューを導き出せば、適切なCPAも導き出されます。
例: 5,000円の商品を購入したユーザーの平均リピート率が25%だった場合、2度までの購入で区切ればライフタイムバリューは6,250円となりますので、CPAの上限は『6,250円』となります。
※あくまでほんの一例です。(商品の原価率は考慮してません。また、1度購入して終わりの売り切り商品は除きます。)
正直な話、CPAは総コストを超えなければどれだけ高くてもいいんです。顧客リストを獲得できているいという意味合いも込めると次のビジネスにも繋がります。この辺を理解して頂くのが一番難しいところでもありますね。
リスティング広告予算は流動的に
月額の広告費を不動のものにしているクライアントには広告費を流動性があるものにして頂く方が取りこぼしがなくなり、お互いにwinwinの施策が撃てます。これは『取りこぼししてますよ~』の一言で結構提案に乗っていただける場合が多いです。勿論ただしいCPAが導きだせていないとそんな提案も受け入れてもらえませんが。
リスティング広告で一番難しいことはクライアントを納得させること
リスティング広告には様々な施策があります。検索連動型広告・コンテンツマッチ・インタレストマッチ・コンテンツターゲット・プレースメントターゲット。クライアント側でこれらを全て把握しているわけはなく、一つ一つの提案になります。
- 検索連動型広告はいかに有効なのか?
- コンテンツターゲットとはなにか?
- コンテンツターゲット・プレースメントターゲットの違いはなにか?
そして一番重要なのは、正しいROIを測定しそれに伴った施策を撃つこと!これが一番重要なんですが一番難しいですね。
ROIを計測するにはその商品の正確な利益率を知ることになり、それはクライアント側にとっては内部情報を知られることと同じです。実際に『大体5000円以内で取ってきてくれればいいよ~』という方が多いのも事実…。
この辺は大変もどかしい部分であります…。はい。
大切なのはクライアントをいかに納得させて最大限の効果が出るように施策をうつか?その為には日々結果をだしていかないといけないんですよね。実際。
このあたりは日々勉強です。
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