アクセス解析イニシアチブのセミナーに行って学んだ事
昨日開かれたアクセス解析イニシアチブのセミナーへいってきました。
今回の内容はこちら
- 目標設定の基本と課題の克服方法
- アドバンスセグメントの使い方
- ユーザー行動と目標・指標を結びつける
- Google Analyticsの新機能とQ&A
前半はGoogleの小杉さんが”目標設定の基本と課題の克服方法”についてお話されました。どういった場合などに目標設定などでつまづくことが多いのか?ASPカートやフォームなどを使用している場合の対処法などなど、ECサイト等を運営されてGoogle Analyticsを活用されている方々にはたまらないないようだったと思います。
中盤は大内さんのアドバンスセグメントの活用法です。個人的に今僕がアクセス解析で注力しているのがアドバンスセグメントとページ遷移だったので、内容が物凄く勉強になりました。
アドバンスセグメントの役割を今回は下記のように書き出されておりましたので、ご参照ください。
アドバンスセグメント 3つの役割
- ノイズの除去
- ユーザー比較
- 行動分析
例えば、”訪問回数が多くなると売上はあがるのか?”や”コンバージョンした人だけを分析”してみたりなど、アドバンスセグメントの使用方法はいくらでもでてくるので、「見るべき場所」を決めて取り組むことが必要であるということでした。
※アドバンスセグメントは上記のような分析に物凄く特化しているので、SEM担当者も必見です。
最後はGoogle Analyticsの新機能、ピボットや新しいディメンションなどの紹介や、参加者からのリクエストや質問に回答して終了という流れでした。
衣袋さんの一言がかなり凄かった件
今回のセミナーの質問の中で「社長や経営者にアクセス解析のデータを報告する際に、Google Analytics(アクセス解析)の数字がずれている場合があるので、そういった場合はどうしたらよいか?」という質問がありました。
この問題はアクセス解析にかかわっている人ならだれでもぶち当たる最初の壁ですよね。その質問にアクセス解析イニシアチブ副代表の衣袋さんが興味深い回答をされていました。
「そもそも、こういった統計データに”完璧”というのはない。テレビの視聴率でさえ誤差3~5%ある世界なので、まだまだGoogle Analyticsやなんかは信憑性のある数字。大事なのはこういったデータを”統計的”にみてトレンドを把握すること。その”統計的”に見れる力でそのトレンドをどう活用するのかが大事」
※一部聞き違いがあったらすいません。
いや、もう、ほんとおっしゃるとおりです。
アクセス解析は必ずといっていいほど自社の管理画面などと数がずれてきたりします。最初は気になって気になって仕方なかったんですが、いつからか開き直って”統計的”に見ることができました。 ここに至るまで、どれだけ悩んだことかw
アクセス解析イニシアチブのセミナーに行って学んだ事:まとめ
アクセス解析を担当しているとかなり入り込んでしまうため、こういった場で他のスペシャリストの方々の分析の仕方などを聞いたり学んだり出来ることはやはりありがたいと改めて思いました。デスクにかじりついてちゃいけないですね。。。
アクセス解析は知れば知るほど面白い!と実感させられるセミナーでした。
アクセス解析イニシアチブに興味がある方は下記よりどうぞ
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