限られた予算内でリスティング広告の成果を上げる3つの方法

ほとんどのリスティング広告施策の場合、予め定められた、限られた予算の中でどれだけ成果を上げる事ができるか?が重要になってきますし、その限られた予算の中で利益を最大化することが、リスティング広告担当者のレベルを測るモノサシとされているのが現状です。

ちなみに今回書き出した内容はリスティング広告だけに限らず、他の広告で成果をあげる場合にも役に立つのは言うまでもありませんね。

  1. 地域限定配信を行う
  2. 時間帯配信を行う
  3. 曜日配信を行う

地域限定配信を行う

全国へ提供可能なネットショップなどの場合でも、出来る限り全国へ広告配信をしたい気持ちは痛いほどわかりますが、限られた予算内で今以上に成果を上げなければいけないのであれば、効果の出ていない地域への広告配信は断ち切り、効果の上がる地域への広告配信に予算を増加させることで、より効果が上がる場合があります。

限られた予算の中で施策を行うと、必ずといっていいほど、どこかのタイミングで全体的に広告配信が停止される場合があります。そんな時に効果が上がりやすい地域への広告配信まで停止してしまうのは非常に勿体無いです。
※1日の予算を1ヶ月の予算から30-31分割している場合等は特に注意が必要です。
※地域限定配信を行うには下記の記事を参考にしてください。

 

時間帯配信を行う

リスティング広告は時間帯配信を行うによって大きく成果に変化が表れる場合があります。

一般的に言われる噂は、「20時以降のネットショップは売り上げが上がる」等ですが、これが必ずしも”あなた”のビジネスに直結するかどうかを知っているのは、アクセス解析だけです。

GoogleAnalyticsの場合
GoogleAnalytics-conversion
[ログイン]し、メニュー内の[コンバージョン]内の[コンバージョン数]とし、ディメンションを[全ての目標]にする。

GoogleAnalytics-conversion2
赤矢印の時計アイコンをクリックすれば、時間軸でコンバージョンの発生時間帯を見る事が出来るようになります。
※ここではコンバージョン数を指標としてますが、コンバージョン数だけでなく、コンバージョン率でどの時間帯にコンバージョン率が高まるのか?を把握することも重要になります。

効果の高まる時間帯が分かれば、その時間帯に集中して広告を配信する事で、より購入意識の高いユーザーを自社へ引き込む事が可能となります。
※参照:AdWordsで配信曜日・配信時間の強弱をつけて最適化
※時間帯配信はAdWordsでのみ行う事ができます。Yahoo!リスティング広告にデフォルトでそのような機能は備わっておりません

曜日配信を行う

曜日ごとにコンバージョンの傾向が変化することがあるのは周知の事実。しかしながら何故その曜日に効果があがるのか?という決定打は特定のビジネス以外、未だ不明確なままだったりします。

しかしながら一定期間、リスティング広告を運用すると、明確に効果が上がる曜日と効果の上がらない曜日が別れる場合があります。そんな時には効果の上がる曜日に予算を少し多めに集中させたりするのも有効な手段です。

「B to Bビジネスは土日に需要が少ない」等とささやかれている為、B to Bビジネスを行っている方々は土日に出稿を控えるケースも実際に多いわけですが、こういった場合も必ず日別、曜日別のレポートを取ったり、アクセス解析で傾向を見ながら判断するべきです。

効果の上がる曜日に予算を集中するには、上記でも上げたAdWordsで配信曜日・配信時間の強弱をつけて最適化を参考にしてください。

※曜日別配信はAdWordsでのみ行う事ができます。Yahoo!リスティング広告にデフォルトでそのような機能は備わっておりませんが、曜日ごとのオン/オフ程度なら容易に担当者が行う事が可能です。

限られた予算内でリスティング広告の成果を上げる3つの方法/まとめ

つまるところ、ユーザーをセグメントするという事が非常に重要になってきます。
リスティング広告でより成果を上げるためには、選択と集中が全てです。ただし、限られた予算内での施策に限ります。

限られた予算内での施策は、如何に「優良な見込み客へ幅広く訴求する事ができ、関心の薄いユーザーへの露出を控えるか?」に他なりません。

今回は3つの選択と集中をお届けしましたが、限られた予算内での施策を行っている場合、一番最善の方法は予算を上げることです。

※今回は、あくまで”限られた予算内でリスティング広告の成果を上げる為には?”という目線で書き出しました。アシストの有効性やユーザーに広げる等の意味合いは含んでおりませんので、これが全てであるというつもりはありません。

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