先日Google Analyticsへ導入されたAdWordsサマリーを早速使ってみました。尚、この記事では全てのAdWordsサマリーの紹介ではなく、AdWordsを使用している方に向けての便利な部分にフォーカスしてお届けしたいと思います。
※カグアさんの速報でAdWordsサマリーの新設を知りました。
 

AdWordsサマリー：TOP

Google Analyticsへログイン後、[トラフィック]内にある[AdWords]をクリックするとAdWordsサマリーが現れます。以前からAdWordsの分析をGoogle Analyticsですることは可能でしたが、細かく見える部分が大分増えているようです。 


グラフの項目もそれぞれ、お好みの物をチョイスして掛け合わせることも可能。個人的に重要指標になり得ると思われる物を書き出します。

1. セッションとコンバージョン率
2. セッションと新規セッション率
3. 表示回数とクリック率

その他はeコマース機能が導入されているようでしたら、投資収益率、収益単価、なども重要指標となるでしょう。これはもうお好みでチョイスしましょう。

AdWordsサマリー：地域の効果検証

少し見えずらいですが、[キャンペーン]、ディメンションを[地域]にすることで、都道府県ごとのパフォーマンスを容易に確認することができるようになりました。勿論コンバージョンも確認できるので、効果のある特定の地域だけへの広告配信を強めることで、限られた広告予算を上手に使い分ける事が出来るようになります。

また、上図の赤矢印の[割合]をクリックすることで、下図のように効果のある地域を可視化してみることが出来るようになります。

経験上、数字で見るよりも、このようにグラフなどで可視化してみる事で、より情報が伝わりやすくなります。社内の報告会などは特にこういった情報を可視化する事が重要となります。

このデータを使って地域への広告配信最適化を行えば、より成果が上がる可能性があります。※勿論必ずしも成果が上がるわけではありません。あくまで仮説です。

AdWordsサマリー：時間帯の効果検証

項目を[時間帯]を選択することで、上図のように時間帯ごとのコンバージョンを確認することが簡単にできるようになりました。

こちらも[割合]で簡単に可視化して確認することができます。

時間帯ごとで大きくパフォーマンスが分かれる場合があれば、時間帯ごとや曜日ごとに強弱をつけて広告を配信することも可能です。
参照：アドワーズで配信曜日・配信時間の強弱をつけて最適化
※時間帯配信、曜日配信の自動化はAdWordsのみで有効な機能です。Yahoo!リスティング広告でそのような機能は備わってません。

AdWordsとGoogle Analyticsに取り組む方への注意点

Google Analyticsはまだしも、AdWordsは昨年だけでも色々と進化するスピードが速すぎます。常に最新情報や新機能を追うのではなく、基本的な設定方法や概念を学ぶことの方が100倍重要ですし、そのほうが格段に成果が上がる場合が多いです。

新しい情報ばかりに目を向けずに、足元をしっかりと固めましょう。

足元をしっかりと固めて成果が上がりだし、一定の壁を越えられなくなった場合に、自社に必要な新機能などを盛り込んでいければ、パフォーマンスの精度をより上げる事が出来るようになります。

AdWordsサマリーがGoogle Analytics内に出来た！/まとめ

今までもAdWordsとGoogle Analyticsをリンクさせて詳細を分析することは出来ましたが、今回のAdWordsサマリーによってより簡単に様々な分析が可能となりました。
また、過去にさかのぼる事ができるというのも嬉しいですね。

特に今回ピックアップしたような、地域ごとの効果検証や時間帯配信は”限られた予算内での施策”の場合に大きく成果を上げる場合がありますので、重宝したい機能であることは間違いありません。