リスティング広告の平均掲載順位の注意点

平均掲載順位を気にしながら施策をされている方々も多数いらっしゃるとは思いますが、先日平均掲載順位についていろいろと話し合う機会があったので、その中の話題を少し載せてみたいと思います。意外と勘違いや思い込みによって、誤った認識をされている可能性がありますよ。
 

平均掲載順位はあくまで平均であることを忘れない

平均掲載順位はあくまで”平均”です。例えば下記のような場合

  • キーワード”A” 平均掲載順位1.4位
  • キーワード”B” 平均掲載順位2位

キーワードAの平均掲載順位は1.4位という表示であり、キーワードBの平均掲載順位は2位となっています。しかし、このキーワードAの平均掲載順位は常に1.4位であるかというと、そうではありません。これが結構混乱されている方も多いです。

この場合、あくまで平均掲載順位は掲載された期間の”平均”の掲載順位であることを忘れないようにしましょう。

平均掲載順位が1.1~1.5とかなのに、自分で検索してみると3位とか5位とかになってるんです。

こんな風な質問が意外と多いんですが、これは答えは簡単で、ECサイトなんかであれば、コンバージョンが多く発生するといわれている20時~00時などの間に、競合他社が入札単価を上げるという状態が多々あります。その為、00時~17時とか、あまり上位表示を狙っている競合他社が少ない時間帯などに1位表示されている回数が長ければ、平均値を上げてしまっているという状態になります。その為、平均掲載順位が1.1~1.5位なのに、夜や夕方なんかの競合他社が入札単価を釣り上げる時間帯に見に行った際に3位とか5位になってしまっているんですね。
 

リスティング広告の平均掲載順位の注意点/まとめ

リスティング広告の平均掲載順位は、一日を通しての”平均”の掲載順位でしかないということを忘れずに把握しておきましょう。
簡単なことのようで、意外と失念してしまっている部分なのかもしれませんね。

集客のポイントとなる数個のキーワードぐらいは、どの時間帯でどのあたりの順位に位置しているのか?その際に、どのポジションにいるとコンバージョンが増加しやすいのか?などは最低限把握しておきたいものです。

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