儲けたいなら科学なんじゃないの?/感想


3月に入ってから読む本読む本はずれが多く、もう大分書評も書いていなかったし、なんだかんだで読書するのもちょっと億劫になっていたりしていたので、ちょっと軽めの題名である本書を購入。

成毛さんは大人げない大人になれ!実践!多読術というどちらも面白い書籍を書かれていたし、堀江さんは拝金も面白かったので、期待して読んでみました。

目次
第一章:ホリエモンの宇宙旅行計画1 開発の現場から
第二章:ホリエモンの宇宙旅行計画2 宇宙進出の夢
第三章:自動車とテレビ、そして未来の都市
第四章:脳と意識
第五章:生物学的進化と個体の長寿化
第六章:食料とエネルギーの未来
第七章:科学技術とどうつきあうか

今回はレバレッジメモ的なものは全くありませんが、本書は成毛さんと堀江さんの対談が延々と書かれている書籍で、書籍というか対談の軌跡といった形で頭を使わずにスラスラ読めるので、「科学に少しだけ興味があるんだけど科学ってそもそもどんなところから科学なの?」といった方々に良い書籍かもしれません。

実際に読み進めるうちに「こんな分野やビジネスがあるのかぁ」といった風に感心させられる部分も多く、何かしらの良いきっかけにはなるかもしれません。

中にはすごっくタイムリーな原発の話も書かれていますが、本書の対談中では結局原発の代替えエネルギーについて結論はなく、なんだかもどかしい中途半端な形で別の話題に行ってしまうのは少々残念。まぁ、対談ですからね。仕方ないか。

お二人のこれまでの書籍と思って購入するとテイストが違いすぎるので残念かもしれませんが、通常の読書に疲れたりした場合には本書はなかなか面白いと思います。

個人的には電車の移動中にサラサラっと読む感じや、喫茶店なんかで一服中に読むのをお薦め。何かを学ぼうとして読む本では決してないので、その辺だけご注意ください。

こんな内容、USTREAMでやったらよくね?みたいなことは言っちゃだめですよ。

儲けたいなら科学なんじゃないの?
堀江貴文 成毛 眞
朝日新聞出版
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