広告が実際に表示されているかどうかを確認するには、よく通常通り検索エンジンから検索してしまう場合がありますが、それでは一般的な検索と認識されて、無駄に広告のインプレッションが増加し、クリックされない事例が続くためにクリック率が低下し、結果的に品質スコアを下げてしまっている可能があります。

Google AdWordsにはそれらを回避することができる広告プレビュー ツールがあるのは、あまり知られていません。というか、知ってても使っている人があまりいませんが、これ、意外と便利なんですよ。

便利なGoogle AdWordsの広告プレビューツールの使い方

通常通りに広告を出稿している場合にはそのままキーワードを入力するだけで広告プレビューを見ることができます。

ところが、この広告プレビューツールはもっと有効に利用することができます。

①”レポートとツール”から”広告プレビューと診断”を選択します。

②広告を出稿しているキーワードを入力します。

③”地域”を選択し、国名、件名、地名をプルダウンで選択します。ここでは日本・大阪・大阪市の場合、どのように広告が表示されているのかを見ることができます。

”座標”でも可能ですが、使うことはないでしょう。

④”デバイス”も選択可能ですが、PCの広告プレビューを見る場合は”デスクトップまたはノート パソコン”です。”iPhone”や”Android”も見ることが可能です。

⑤今現在、ログインしているアカウントでの広告表示の有無を見ることができます。

※これが大阪・大阪市での「マンション」で検索した場合の広告プレビューです。

仮に私が「マンション」の広告を施策している場合、広告プレビューを利用して広告掲載を確認すれば、品質スコアに影響を与えずに掲載状況を確認することが可能です。

広告プレビューツールの最大の利点

上記で解説したように、上記の方法であれば東京や北海道にいながらも、大阪市での広告プレビューを見ることが可能になります。

「マンション」に限らず、さまざまなカテゴリーで地元の競合が存在します。そんな競合の存在を確認するには、「大阪　マンション」などと検索しているだけでは不十分です。大阪セグメントで「マンション」という検索クエリでどのような状況なのか？を把握することができるのが、Google AdWordsの広告プレビュー ツールの最大の利点となり得ます。

広告プレビューツールを利用して、BIGキーワードで攻める

今回ご紹介した手法を利用すれば、さまざまな施策を効果的に利用することが可能です。

例えば、大阪のマンションを探している全国の人々にリスティング広告を出稿するには、”全国配信で「大阪　マンション」”などのキーワードが有効ですが、大阪在住や大阪近辺にお住まいの方には”近場の地域セグメント(大阪、兵庫、神戸など)で「マンション」”といった攻め方も可能となります。

こういった施策を行うことで、無駄な広告配信を行わず、取りこぼし無く、広告配信が可能となります。

広告プレビューツールは非常に便利です。是非有効活用してみましょう！