ディスプレイネットワークにインプレッションシェアレポートが対応しました。

ディスプレイネットワークでなかなか広告配信がされない、配信がうまく行かないという方々に朗報です。

これまでは検索連動型広告の方にのみインプレッションシェアレポートが搭載されていましたが、ディスプレイネットワークにインプレッションシェアレポートが対応しました。

検索連動型広告の威力を半減してしまう4つのリスクでも書き出しましたが、インプレッションシェアレポートで改善できるアカウントは非常に多く、つい見落としがちな項目です。

このインプレッションシェアレポートの導入により、どの箇所を修正すればより損失機会を少なく、ディスプレイネットワークを配信することが可能となります。

インプレッション シェア損失率(予算)について


管理画面のキャンペーン一覧から[表示項目]の選択で上図のように”インプレッション シェア損失率(予算)”を選択すれば、キャンペーン単位でインプレッション シェア損失率(予算)が表示されます。

インプレッション シェア損失率(予算)は予算の設定によってどれほどディスプレイネットワークの配信が抑制されているのか?を見ることができる非常に便利な項目です。

こちらに数字が出現しているようであれば、予算の設定を大幅に引き上げることで解決します。

インプレッション シェア損失率(広告ランク)について

管理画面のキャンペーン一覧から[表示項目]の選択で”インプレッション シェア損失率(広告ランク)”を選択すれば、キャンペーン単位でインプレッション シェア損失率(広告ランク)が表示されます。

インプレッション シェア損失率(広告ランク)は品質によってどれほどディスプレイネットワークの配信が抑制されているのか?を見ることができる便利な項目です。

ただし、検索連動型広告とは違い、ディスプレイネットワークには品質スコアが表示されない為、このインプレッション シェア損失率(広告ランク)が高いからと言って明確な改善策を打ち出すことはできません。

尚、ディスプレイネットワークでも検索連動型広告同様に広告に品質スコアを割り当てています。(管理画面では見ることができないだけ)それらの算出方法は以下の3点。

  1. 広告およびキーワードとプレースメントとの関連性
  2. 広告が掲載されるプレースメントや同様のプレースメントでの過去の広告の掲載結果
  3. 広告のリンク先ページの品質

こちらに数字が出現しているようであれば、できるだけ関連性のあるキーワードを設定し、それらに見合った広告文とリンク先、正しい配信先を選定することで解決する可能性が高まります。

ディスプレイネットワークにインプレッションシェアレポートが対応しました。/まとめ

2011.06月現在ではいずれのインプレッションシェアレポートもキャンペーン単位でしか見ることができません。

その為、キャンペーンに多くの広告グループを詰め込んでいる場合には、あまり信憑性のあるインプレッションシェアレポートが算出されませんので、そのあたりを考慮して利用していきましょう。

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