リスティング広告の価値を向上させる4つのパターン
リスティング広告に正解はありませんが、どのような結果になった場合にリスティング広告という価値が向上したのかを測ることが可能です。
といったわけで、あなたが前任者の施策を超えて成功するには、リスティング広告の”価値”を向上させなければなりません。今回はその際の4つのパターンをご紹介します。
上図はファンクショナル・アプローチで利用する価値の公式です。リスティング広告の場合、Function(機能)は獲得件数と置き換えられます。
今回ベースとして利用する前施策者のリスティング広告の成果は下記のような数字だと仮定します。
例
・獲得単価=2,000円
・コンバージョン数=50
リスティング広告の価値を向上させるパターン
獲得単価が下がってコンバージョン数が現状維持
例-1
・獲得単価=1,500円
・コンバージョン数=50
獲得単価が下がり、コンバージョン数が現状維持であれば、獲得にかけた総体的なコストが下がることになり、結果的にリスティング広告の価値が向上したといっても良いでしょう。
獲得単価が下がってコンバージョン数が増加
例-2
・獲得単価=1,800円
・コンバージョン数=80
リスティング広告施策で一番の成功パターンです。獲得単価下がり、コンバージョン数が増加するということで大きな利益を生み出します。すべてのリスティング広告施策者はこのパターンに落とし込めるように心がけるべきですね。
コンバージョン数が増加して獲得単価が現状維持
例-3
・獲得単価=2,000円
・コンバージョン数=70
獲得単価に変化はなく、獲得数だけ増加しているパターンですが、2,000円という獲得単価でも十分に利益になるようであれば、このパターンでも成功と言えます。
しかしながら多くの広告主は上記の場合でも初めと比べると、総体的なコストが増加してしまうため、予算高騰という理由で広告を制限する場合が多いです。これは非常に注意するべき事例ですね。
コンバージョン数が増加して獲得単価が高騰
例-4
・獲得単価=2,500円
・コンバージョン数=80
このパターンは嫌煙されがちですが、十分な成功である場合があります。仮に利益率でみた場合の目標獲得単価が5,000円だとした場合、このパターンの方が例題のパターンよりも多くの利益を生み出しています。
例
・獲得単価=2,000円
・コンバージョン数=50
・利益=150,000円
例-4
・獲得単価=2,500円
・コンバージョン数=80
・利益=200,000円
※注意
上記の場合、コンバージョン数と利益率によっては成功パターンと言えない場合があります。十分に検証の上で、ご利用ください。
リスティング広告の価値を向上させる4つのパターン/まとめ
今回ご紹介した4つのパターンがリスティング広告における成功パターンの法則です。これ以外で明確な成果となるパターンはありません。1つの成功パターンに執着せず、より利益の上がる成功パターンへ導けるように施策を心掛けましょう。
リスティング広告施策では、リスティング広告の”価値”を向上させることが重要です。
尚、リスティング広告コミュニティー LICでは、こういったご質問にも積極的にご回答させて頂きます。
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