リスティング広告の効果が下がる4つの外部要因

リスティング広告では個人や組織の力の及ばないところで、効果(成果)に悪影響を与え、結果的に効果を下げてしまう外部要因がいくつかある。

今回はその外部要因を大きく分けて4つ紹介したいと思う。

  1. 時期的要因(季節、月中の動向、時間帯、曜日など)
  2. 天気(温度)
  3. 競合他社の動向
  4. ロジックの揺らぎ(変更も含む)

時期的要因(季節、月中の動向、時間帯、曜日など)

まずは、時期的要因だ。時期的要因は大きく分けて4つほどに影響力があるだろう。その4つとは季節、月中の動向、時間帯、曜日などがあげられる。

季節の場合、夏に需要のある商品(扇風機とかアイスノンとか女性用商品だとか…etc…)は夏以外ではなかなか検索されにくかったりする場合がある。更に、どのような商品やサービスでも大なり小なりの繁忙期が考えられるし、月中の動向などでは給料日の前後や3連休を挟んだ場合の動向に大きく影響を受けることもあるだろう。

また、時間帯、曜日などによって受ける影響も少なからずある。例えば、金曜日の夜にコンバージョン数を上げろというのはかなり厳し条件だったりと、曜日に影響されることも少なくない。

天気(温度)

普通の天気のときにはあまり影響を受けることはないが、大雨や激しい雨、非常に暑い日などの少し極端な天気の場合に影響を受けることがあるだろう。一つの例とすれば、激しい雨の日には外出する機会が失われ、結果的に自宅などでPCを利用しているケースが考えられる。こういったものの仮説を組み立てていくと、さまざまな対策を練ることができる。

競合他社の動向

兎にも角にもマーケティングは戦争だ。対策を打ってきているのは自社やクライアントだけではなく、競合他社も続々と新しい対策を打ってきていることを忘れてはならない。

いつも成果の上がっているキーワードは競合他社にとっても成果のあがるキーワードであるかもしれない。そんなときには掲載順位の大幅な変動がみられるかもしれないし、ディスプレイネットワークではインプレッション数やクリック率、クリック数は下がっていないのに、成果が下がってきているかもしれない。

例えば、こんな風にね。

これは表側だけを見ているうちは大枠でのインプレッション数やクリック率、クリック数が大きく変化していないので非常に気づきにくい点だ。仮にこんな状況で成果が下がってきたということであれば、成果の上がっていた配信先Aの枠をどこぞの競合他社に占拠されている可能性があるかもしれない。

また、特定のキーワードを上位表示した場合などに激しくクリックされることもあるし、提携配信先から多くのクリックを集めてしまう場合もある。所謂、不本意なクリックだ。まぁ、こんなことは昔から続いている恒例行事だろうけど。

ロジックの揺らぎ(変更も含む)

ロジックの揺らぎ(変更も含む)については、部分一致で施策をしている場合やコンテンツターゲットで施策をしている場合などに影響を受けることがある。

部分一致では昨日まで誇張しなかった検索クエリにある日突然誇張しだすなんてことは日常茶飯事だし、コンテンツターゲットは数年前と比較すると配信ロジックが変更されていたりする。

そもそも僕らはYahooリスティング広告やGoogle AdWordsという土俵の上で相撲を取っている。その為、彼らのロジック変更や揺らぎにとやかくいう筋合いはない。個々に揺らぎや変更を把握、分析し、対策を取るのが最適な対策だ。

リスティング広告の効果が下がる4つの外部要因/まとめ

リスティング広告は今回解説したように内部要因だけに限らず、外部要因で成果が変わることが多々あるのを忘れないでおきたい。

中には僕らの力ではどうしようもないほどの大きな外部要因だってあるのだが、今回上げた外部要因の対策はすべてこのブログ内に書いてある内容なので、気になる人は、是非、探し出して参考にしてみてほしい。

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