Google AdWordsのフィルター機能を使った便利な7つの設定+1
Google AdWordsのあまり使われることがない機能の一つに、フィルター機能があります。
フィルター機能を使って明確なポートフォリオを組むことで、レポーティングだけではなく、ルーティンになってしまっているかもしれないアカウント運用も抜群に楽になります。
これまでわざわざエクセルをダウンロードしてソート機能などを駆使して詳細をみていた人々にも、Google AdWordsのフィルター機能は必ず役に立つはずです。
Google AdWordsはエクセルを使わずとも、管理画面だけで十分にチューニング可能なんですね。今回は、便利なフィルター機能の利用方法を紹介します。
Google AdWordsのフィルター機能
まずはフィルター機能の紹介から。
フィルター機能は上部の赤枠のタブ①で利用できる機能です。フィルター機能を利用することで、与えた条件に合わせたフィルタリングが可能で、必要なデータのみを抽出することができます。①で任意のものを選択したら(ここではキーワード)、②にて「フィルターを作成」を選択し、③のようにフィルターの項目が出現します。
これらを自身のお好みに調整することでさまざまなデータにフィルターをかけて取得することができるようになります。以下は多く利用するであろうフィルターを7つだけ紹介しました。決してこれがベストなフィルターではありませんが、参考にはなるかもしれません。
フィルター機能を使った便利な7つの設定
CPA(獲得単価)300円より高いキーワードを抽出
費用対効果の良くないキーワードだけを抽出できます。
※尚、フィルターはフィルター名をつけて保存していくことも可能。
※数字は参考値。
CPA(獲得単価)300円より高いキーワードでステータスアクティブを抽出
費用対効果の悪化してもステータスがアクティブになっているキーワードだけを抽出できます。勿論ここではさまざまなステータスによってピックアップが可能です。例えば「品質スコアが低い」・「検索ボリュームが少ない」・「First Page Bidを下回る」などのフィルターもかけれます。
CPA(獲得単価)が200円より低いキーワードでCPC(クリック単価)が10円未満を抽出
費用対効果が良く、尚且つクリック単価の安く抑えることができている優秀なキーワードを探すことができます。
平均掲載順位が3位よりも高く、CTR(クリック率)が5.0%未満のキーワードを抽出
上位表示ができているキーワードにも関わらず、クリック率が芳しくないキーワードを抽出できます。
広告文でテキスト広告だけを抽出(イメージ広告だけなども可能)
テキスト広告だけのデータを抽出することが可能です。ディスプレイネットワークなどでイメージ広告を利用している場合など、テキスト広告とイメージ広告の比較などが容易になります。
広告文に「≪」を含み、クリック率が3.0%未満を抽出
クリック率を上げる為に利用した「≪」などを利用したにも関わらず、クリック率が芳しくない広告文を見つけ出すことが可能です。
平均掲載順位が5位を下回り、CTR(クリック率)が5.0%より高い広告文で抽出
平均掲載順位が低いにも関わらず、高いクリック率を確保できている広告文を抽出することができます。
Google AdWordsの検索フィルターを使った便利な設定
共通のキャンペーン名や広告文名を抽出
検索機能を利用することでフィルター機能同様に容易に特定のデータのみを抽出することが可能となります。例えば、いくつもの商品を販売している場合、1つの商品に対して、検索連動型広告のキャンペーンとディスプレイネットワークのキャンペーンを分けて運用している場合など、キャンペーン名に同一のキーワードを入力しておくことで、検索機能で即座にフィルタリングすることが可能です。
Google AdWordsのフィルター機能を使った便利な7つの設定+1/まとめ
フィルター機能はここでも紹介した以上に多くの掛け合わせであなた独自のフィルターを作成することが可能です。独自のポートフォリオを作成し、より快適なチューニングライフを目指しましょう。
思ったよりも、便利でしょ?
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