今後3年間でリスティング広告の代理店や専門家の80%はアルゴリズムによって置き換えられます。
そんな過激な出だしで始まる海外の記事が話題を呼んでいる。
この記事では今後3年間でリスティング広告の代理店や専門家の80%はアルゴリズムによって置き換えらると伝えている。つまり、自動化の波があなたの仕事を奪ってしまうということだ。
はっきりと言えば、この記事は限りなく真実を伝えてくれていると僕は思う(時期についてはまだ曖昧だけれどね)。その昔、工場などで働く人たちが機械に置き換えられてしまったのと同様に、それが対価であれ、成果であれ、自動化によってクライアントの望むものを提供することが出来るのであれば、この流れはもはや止めることなど出来ないのだ。
生き残るリスティング広告プレイヤーとは?
こういった時代を生き残るのはSexyなリスティング広告プレイヤーだ!なんて書くと宣伝ぽくなるのでリンクだけ貼っておくけど。
参考:[告知]3月1日(金) Sexyなリスティング広告プレイヤーになるために…
では、残りの20%はどうなっているのか?こんなことを考えているようではあなたの未来は怪しいかもしれない。残りの20%はもっと上流のポジションを目指しているに決まっている。
上流のポジション、それはリスティング広告では誰にも負けないというスキル以外にも自動化を支援できる人間であったり、アクセス解析やランディングページやSEO、システム、アトリビューション、そしてマーケティングや経営をも含むリスティング広告以外の付加価値を持っている人間に他ならない。
どれだけテクノロジーに詳しくても、リスティング広告を触ったことがある程度ではルールベースの自動化支援なんて出来るわけもないのは想像してみるだけでも明らかだし(自動化ツールを入れるだけでリスティング広告が改善するなんて思っていたら大間違いだ)、キーワードマッチの構造や性質、ディスプレイネットワークのロジックを知らなければ的を得ていないアクセス解析レポートが出てくることは容易に想像できるだろう。
参照:これからのリスティング広告担当者はジェネラリストにならなければ生き残れない
参照:これからのリスティング広告プレイヤーはテクノロジーを避けるな。
つまり、今後数年以内に現状維持のリスティング広告プレイヤーはほぼ絶滅し、リスティング広告+αといった特殊能力に近い力を持ったプレイヤーだけが生き残るといっても過言ではない。
まとめ
多少過激な論争ではあるものの、今後3年間でリスティング広告の代理店や専門家の80%はアルゴリズムによって置き換えられるかもしれない。それまでに何が出来るかを今一度考え直す必要があるだろう。
尚、この記事で本当に興味深いのはコメント欄の論争だ!ここで「あなたは間違っている」風に突っかかっているプレイヤーは可哀想だけど3年後にこの業界にいる可能性は少ない。「ケースバイケースである」というのが実際の真実である可能性は高いだろうと思うけど、確かにこの論争には議論の価値が大いにあると僕も思う。
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こんな記事の中でなんですけど、弊社ではリスティング広告の本質を見極め、自動化を支援できたり、マーケティングの上流を目指すプレイヤーになりたいという、そんなリスティング広告プレイヤーを引き続き募集しています。
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