「リスティング広告はどんどんクリックしようという発想は間違っている。」の真意について
先日のエントリー「リスティング広告はどんどんクリックしよう」という発想は間違っている。が業界各社の方々に拡散され、さまざまな個別のメールをいただくと共に、発言の元であらせられる@motoharusumiさんから直接真摯なメンションを頂いたので掲載しておきたいと思います。こうやってスピーディーに誤解が解けるのはソーシャルの力ですよねぇ。
久々の深夜Twitterだけど、真摯なエントリを見つけてしまったので書かないといけないな。この元の発言は僕がしたものです。煽った言い方は謝罪 RT @semlabo 「リスティング広告はどんどんクリックしよう」という発想は間違っている。http://t.co/CZzP91UJFe
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】文脈などの細かいことについて、特に言い訳はしない。そのかわり、真意をここに明らかにしたいと思います。そもそも制作に人たちの中には、広告(リスティングに限らずディスプレイやアフィリエイトやFB広告など)について、完全にスルーしている人が多いという事実。発端はここです。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】そもそも広告に興味がない、見ない、クリックしない、という人たちが作るWebには、僕のようなSEOコミュニティ住人はもとより、特にリスティングコミュニティの住人は苦労してきたはず。リテラシの高さ=広告をスルー、みたいな風潮は、クライアントを置き去りにする悪習。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】僕はとにかく、制作の人たちに広告に興味を持ってもらい、それが高い効果を発揮するものだということ知って欲しかった。またそれだけじゃなく、どのような仕組みで効果を上げているのかということにも気付いて欲しかった。そのための手っ取り早いアプローチとして問題の提案をした。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】提案というのは、広告(リスティングに限らない)を「見る」こと、「興味を持つ」こと、「その先にあるものを見て参考にする」こと、といったもの。リスティングのコミュニティには、空クリックをしないというカルチャーがあることは知っているし、自分ではしない。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】しかし、わかりやすく伝えるために「広告に興味を持て。よく見ろ。クリックしろ。その先にあるものを見ろ」ということ言った。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】まあ、安易な言い方をしたことは事実で、それについては弁解の余地はないんだけれども「FB広告やアフィリエイトはそのままクリック、リスティングはツールか右クリックでURLの一部を取り出してアクセス」のような面倒くさいことを言えるほどの時間がなかったことも事実。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】ともあれ僕の意図は、Web制作者の人々に、リスティングコミュニティを始めとした各Webマーケコミュニティ全般への興味を持ってもらうきっかけにしたかった、というのが真意。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
【承前】ただまあ、言い方に不備があったことは事実なので、その点については改めてここでお詫びします。以上です。
— 住 太陽 (@motoharusumi) September 9, 2013
言葉って難しいですよね。そんな意図がなく発せられた言葉も、端的にだけ切り取られてしまうと全く異なる文脈を持ってしまう。僕自身、「文脈を理解していないけれども…」と前置きをしておきながらも、おっしゃりたいことをある程度理解していた上で、前回のエントリーを記載したのも事実です。この辺りはご迷惑おかけして本当にすみません。でも、誤解が解けて本当に嬉しいです。住さん、ありがとうございます。
概ね、住さんがおっしゃりたい真意は僕だけではなく、みなさんもご理解いただけるものと思います。これは制作サイドに限らず、リスティング広告業界の方々はリスティング広告しかしらないというケースが多すぎるという部分にも共通することだと思います。
本当に広告の人はもっともっと制作を知るべきですし、制作の人はもっと広告を知るべきですよね。勿論そういう意味では、リスティング広告の人はもっとSEOを知るべきですし、SEOの人はもっとリスティング広告を知るべきというのにも通じますが。
本当に良いこと、価値があることをしようと思ったら、自身で作ってしまっている壁を飛び越えて、もっと奥深くまで知る必要があるし、それでこそ本当の価値が生まれると僕も思うのです。「うちの仕事はリスティング広告だから…」という発想ではいつまでもうまくいくわけがないのですよね。クライアントにとってリスティング広告は目的を達成する為のたった1つの手段でしかないのですから。
この辺りの話はウェブアナリスト養成講座「複雑化するリスティング広告に翻弄されない、成功思考」で話したことがそのまま当てはまりますので、ご参加頂いた方には大きく頷いていただけるのかなと。※ご要望あれば再演します。
というわけで、検索業界は本日も大変盛り上がっております!
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