“当然”を排除しろ

僕らはさまざまな”当然”の中で生きています。それは意識しなければ気づかないほどに、最早空気のように当たり前の存在となってしまっているのではないでしょうか?その”当然”は危険です。

“当然”による弊害は知らず知らずのうちに蔓延しています。例えば、「知ってて当然」という”当然”。経験者で入社して来た場合、ある程度の基礎知識は「知ってて当然」として受け止めがちです。ところが、ひょんなところからその”当然”は崩れ落ち、場合によっては取り返しの付かない状況になってしまうなんてこともあるかもしれません。

また、クライアントサイドにも「知ってて当然」として接し、専門用語を並べたレポーティングをしてしまうなどは愚の骨頂です。クライアントの立場上、それなんですか?と質問出来ないでいる場合も少なくないはずです。はっきり言って、「知ってて当然」として接してくる相手は面倒臭いのですよ。どんな小さなことでも相手に無駄な思考をさせる必要がないレベルまでブレークダウンして話せる人間が真のコンサルタントです。

※初対面の場合などは話しながら相手の表情などを確認し、どのレベルで話せば良いのかを見極めましょう。

僕らはインターネットの中でもよりセグメントされた専門業界で生きています。だからこそ、さまざまな”当然”を排除しなければいけないと思うのです。

勿論、この他にも「やってもらって当然」と思っている人よりは、毎回「ありがとう」とお礼が言える人間のほうが好意を寄せられるでしょうし、「デート代は男性が支払って当然」と思っている女性は一部のおじさま方にしか好まれません。今まで当たり前と思って接していた全ての”当然”を排除すれば、今よりもうまくいくんじゃないかな。

参考:物事は分かりやすく伝えなければ意味がないのではないだろうか

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