Web担当者がリスティング広告を躊躇する3つの理由

Web担当者が今や避けては通れないであろうマーケティングの手法としてSEMがあり、その中にSEOとリスティング広告がありますが、SEOはまだしも、リスティング広告にはやはり多少なり躊躇する部分があるWeb担当者が多いのでその理由を書き出してみます。

  1. 過去に変な代理店を通して痛い目にあっている。
  2. SEOをやっているので十分と思っている。
  3. どのくらい効果があるのか分からないのでやらない。

過去に変な代理店を通して痛い目にあっている。

大きなクライアントになるほどこの要因が大きいです。過去に費用対効果に合わないリスティング広告施策をしてしまってその後もやる気がおきない。というか、リスティング広告アレルギーになっている…。

ただ僕はリスティング広告は担当者レベルで劇的に変化する場合もあるので、信用できそうな施策者がいたら試した方が良いと思います。人によってはだれがやっても変わらないという方もいますが、僕は劇的に改善されたアカウントも見ているし、その逆のアカウントも目の当たりにしているので、リスティング広告は担当者レベルで劇的に変化するものと考えています。これはSEOにも同じことがいえますよね。信用できそうな施策者を見つけることが重要かと。

SEOをやっているので十分と思っている。

オーガニック枠にしか自社サイトがのらないのは今やリスクでしかありません。検索結果枠を少しでも網羅するという意味でもリスティング広告枠への掲載を考えることでチャンスロスが少なく出来ます。

また、リスティング広告はSEOで補えないキーワードでも訴求することができるので、あなたがSEOの賢者でないのならばSEOとリスティング広告はあわせて考えましょう。

別アカウント・別ドメインでサイトを作成し2つリスティング広告を同時に走らせることまではしなくてもよいと思いますが、僕は自社ネームでもリスティング広告は買うべきだと思います。

どのくらい効果があるのか分からないのでやらない。

やらなきゃわからない分野なのでやってみましょう。勿論単純計算でのコンバージョン数は計れますので下記の計算式を宛てにしてしてみてください。

まず、アクセス解析で流入が多くコンバージョン率がいいキーワードを一つ探してください。そのキーワードは自社名やブランドネーム以外を選びましょう。アドワーズの御見積計算ツールでそのキーワードの平均クリック単価がいくら位なのか?の目安を立てます。※ここではあくまで目安の数字になります。

キーワードの平均クリック単価 ÷ キーワードのコンバージョン率 = 予測CPA(顧客獲得単価)

上記の計算式で算出された予測CPAで費用対効果が合うなら、どんどんリスティング広告は出稿していきましょう!
※物凄く単純計算なので上記の計算式は自社内での施策にお薦めです。この程度の曖昧な数字で商売はできません。

オーバーチュア、アドワーズ両方のアカウントを作成し、アクセス解析で流入が多くコンバージョン率がいいキーワードだけで広告出稿してみることで痛手を最小限にリスティング広告のテストマーケティングが可能です。

Web担当者がリスティング広告を躊躇する3つの理由:まとめ

今では避けて通れないSEM施策。商材によってキーワード価格が高騰し、リスティング広告での費用対効果が合うもの、合わないものがあるとは思いますが、優れたリスティング広告担当者は目標CPAに合った施策を行うことができます。一度気に入った代理店に相談してみるのもありだと思います。

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