リスティング広告の始め方:1日の予算設定
リスティング広告の始め方シリーズ第10弾です。前回までの流れは下記で確認してください。
リスティング広告の始め方シリーズ
- キーワードの探し方
- キーワードの組み合わせ
- 広告文の作り方
- 表示URLとリンク先URL
- 入札価格について
- 除外キーワードを設定しよう
- コンバージョンタグを貼ろう!
- 表記ゆれキーワードを登録しよう
- 入札価格の設定
本日は1日の予算設定についてお送りします。
1日の予算設定について
スポンサードサーチ(ヤフーリスティング広告)、アドワーズ共に1日で消化しても良い予算を予め設定することが可能ですが、スポンサードサーチとアドワーズでは若干設定の仕方が異なってきます。
スポンサードサーチの場合
スポンサードサーチの場合は大枠としてアカウントに1日の予算を設定することが可能で、その後下層である、キャンペーン毎に予算の設定が可能です。つまり、アカウント全体として3万円/1日しか使用出来ない場合はキャンペーンの予算設定を過剰に設定しても、3万円を超えることはまずないでしょう。
アドワーズの場合
アドワーズの場合はアカウントごとに予算を設定することができませんので、キャンペーン毎に予算の設定をすることになります。
1日の予算設定は多ければ多いほど良い?
1日の予算設定にて実際に1日に使用するぎりぎりの金額を設定している場合が大多数を占めていますが、実際にはこういったぎりぎりの調整をすると損をしていることになってしまいます。
例えば、1日の予算設定を1万円にしてしまっているアカウントと、1日の予算設定を10万円にしているアカウントとで、同一キーワードに同額入札をしてしまっている場合には、予算に余裕のある1日の予算設定を10万円にしているアカウントの方が上位表示される傾向にあります。
また、それだけではなく1日の予算設定を1万円にしてしまっているアカウントはただ単に1日の予算消化を1万円に”抑える”力が強まり、広告が表示されない機会損失が発生し、予算の消化を抑制しているだけに過ぎません。つまり、商材によっては大きくチャンスロスしているだけかもしれません。
それに引き換え、1日の予算設定を10万円にしているアカウント、又はそれ以上にしているアカウントであれば、”抑える”力が弱まり、可能な限り広告露出の抑制は働かなくなります。つまり、限りなくチャンスロスがなくなるわけですね。
リスティング広告の始め方:1日の予算設定:まとめ
予めランディングページのコンバージョン率を把握し、正しくCPA(顧客獲得単価)を把握していれば、1日の予算設定を多めに設定していても、予算が無駄に消化されることはまずありません。こういった場合にリスクを伴うのはギャンブル的に何の根拠も無く設定を行ってしまった場合のみです。
1日の予算設定は可能な限り多めに設定し、機会損失をなくしましょう。
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