部分一致対策:完全版
※2010.08.18修正しました。
リスティング広告にて部分一致を使用する場合は非常に多いと思いますが、部分一致施策の場合にどうしてもうまく行かないのが、無駄なクリックを誘発させてしまっているかもしれない…ということです。
実際の検索クエリを見分ける方法
AdWordsで部分一致施策の際に、実際にどのような検索クエリで流入してきたかを管理画面で簡単に見る事が出来ますが、Yahoo!リスティング広告のスポンサードサーチでは、そのままでは実際にどのような検索クエリで流入してきたのかを見ることはできません。
その際には何かしらのアクセス解析を利用して、実際に登録しているキーワードと、登録していないキーワードを差し引き、余分な検索クエリを導き出さなければなりません。
これらの方法で、余分な検索クエリを探し出す事ができれば、除外キーワード(対象外キーワード)として登録することで、部分一致の誇張をある程度防ぐ事ができるようになります。
思ったとおりに余分なキーワードでのクリックを防ぐ、除外キーワードベストプラクティス
アカウント運用をされた事がある方なら一度は悩んだ事があるかもしれません。
例えば、【マンション】というBIGキーワードへは入札していなくとも、【三軒茶屋 マンション】などを部分一致で入札していることから、結果的に【マンション】という検索クエリで広告が表示されてしまう場合があります。
※AdWords、Yahoo!リスティング広告共に表示される確率は高いです。
その場合、【マンション】というキーワードを除外キーワードとして登録するのはいささか気が引けてしまうのではないでしょうか?仮に【マンション】というキーワードを除外キーワードとして登録してしまうと、【三軒茶屋 マンション】だけでなく【三軒茶屋 マンション 駅近】などの検索クエリにも障害を与えてしまい、広告が表示されない可能性が高まると予測できるからです。
そんな悩ましい部分一致の抑制を図る除外キーワードですが、上記の様な問題は防ぐ事ができます。
まずは除外キーワードはどのレベルで使用できるのかを理解しましょう。
- AdWordsの場合
キャンペーン、広告グループ単位
- Yahoo!リスティング広告の場合
アカウント、キャンペーン、広告グループ単位
上記の様な枠で除外キーワードの設定が可能となります。また、あまり知られていませんが、AdWordsでは除外キーワードのマッチタイプ(完全一致や部分一致などのこと)を選ぶ事ができます。
先ほどの【三軒茶屋 マンション】の部分一致登録の場合に【マンション】という検索クエリで広告を出させたくない場合には、【三軒茶屋 マンション】が登録されているキャンペーン、広告グループにて【マンション】を完全一致登録で除外キーワードと登録すれば、【マンション】という検索クエリでの場合に広告は表示されません。
※AdWordsはどの階層でもキーワード単位でマッチタイプを選択することが可能ですので、有効に使用できます。
尚、Yahoo!リスティング広告ではアカウント単位、キャンペーン単位、広告グループ単位それぞれで対象外キーワードの登録が可能ですが、いずれの階層でも対象外キーワードは、登録されたキーワードだけが表示されない仕組みとなります。部分一致や完全一致などの定義は存在しません。
またYahoo!リスティング広告では、広告グループ単位で対象外キーワードを入力する場合、すでにサービスが終了しているコンテンツマッチへいくらか入札しなければいけませんが、サービス自体が終了しているので支障はありませんのでご安心ください。
除外キーワードベストプラクティス
AdWordsに限り除外キーワードの登録はキャンペーン単位、広告グループ単位にてセグメントすることで、自身の要望どおりに制御することが可能です。
この方法を利用すると、今までの部分一致運用が思ったとおりに走り出すので、是非ともお薦めしておきたい、いや…部分一致運用を行うのであれば必ず知りえていなければいけない情報の一つです。
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