頻繁にアカウントにログインすることは有効なのか?

リスティング広告を始めたばかりや、新しいアカウントをスタートしたばかりなどの際に、頻繁にアカウントにログインしてコンバージョンが生まれたかどうかを見たくなる心境は非常に共感できますし、初めのころはやってしまいがちですよね。

そんな中、施策者間で「頻繁にアカウントにログインすることは有効なのか?」という議論をした際に出した、私が思う頻繁にアカウントにログインすることでわかることをまとめてみました。頻繁にログインすることでしかわからないことって意外に多いんですよ!

頻繁にアカウントにログインすることでわかる3つのこと

予算の消化具合を見ることができる

1日の予算を毎日きれいに使い切っている場合でも、どの時間で予算に制限が掛かっているのかを把握している人は非常に少ないです。しかしながら予め定めておいた1日の予算を、より効果の上がる時間帯に配信を強化することができれば、より効率のよいリスティング広告施策を行うことが可能となります。

参考:限られた予算内でリスティング広告の成果を上げる3つの方法

検索数が伸びていく経過をみることができる

どの時間帯に急激にインプレッション数が増加しているのかを見るには、リアルタイムで管理画面を常に見る以外方法がありません。クリックされないデータはまとめた物しか見る事ができないからです。どの時間帯にピークを迎えているのかなどは、ある程度把握しておいた方がよいでしょう。

時系列でのコンバージョンを確認することができる

コンバージョンに繋がりやすい時間帯を把握することが可能になります。これはアクセス解析を使用すれば見る事ができますが、モバイルリスティング広告を利用されている方でそこまで大きくないアカウントの場合、モバイルアクセス解析や効果測定ツールを導入されていないケースが多く、時系列でコンバージョンを追う事ができません。その為に、頻繁にログインしながら効果を見ていく必要があります。

※デフォルトではAdWordsモバイルのみが効果測定可能です。Yahoo!リスティング広告のモバイルはコンバージョン計測できません。

※注意点
AdWords、Yahoo!リスティング広告ともにリアルタイムでデータをみることはできません。Yahoo!は管理画面に現在のデータはいつのデータなのか?を見ることができます。

特定のキャンペーンを選択し、当日の日付を選択することで表示されます。


更に詳細を表示すれば、”効果測定データ”と”スポンサードサーチのデータ”と分けてみる事ができます。インプレッション数とコンバージョン数は必ずしも同じ時間のデータとは限らないということですね。

頻繁にアカウントにログインすることは有効なのか?/まとめ

まとめると、アクセス解析などで計測ができない場合など、特にモバイルリスティング広告を運用している場合などは頻繁にログインすることが非常に有効に働く場合もあるということです。

モバイルリスティング広告の場合は特に時間帯でのコンバージョン傾向が変化しがちなので、頻繁にアカウントにログインすることが重要になる場合も多々あります。

ただし、闇雲にログインしてばかりいるのでは体が持ちませんので、あくまで傾向をつかむ程度に限定し、よりよいサービスが提供できるように調整するのが非常に重要です。

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