出来ることだけを考える思考法

出来ることだけを考える思考法は、情報が錯綜したり、さまざまな方法論が語られる昨今を乗り越えるのには絶対的に必要な思考方法だと思っています。

今回あげる内容は、わが社でスタッフに教える際や仕事で密接に関わる方々に必ず何度も繰り返して教える思考法です。(定着しているかどうかはさておき…)

リスティング広告で出来ることだけを考えることの重要性

リスティング広告の担当者であれば何度か「なんでこんな仕様なんだろう」「Yahooだけに広告は出せないのだろうか?」などと考えることは非常に多くあると思います。もう忘れてしまいましたが私もそういった思考を持った一人でありました。

こういった場合、どれだけ考えても答えが出ないことに延々と時間を費やすことになってしまいます。こういったことはずばり申し上げると、出来ないことを考えているのは時間の無駄でしかありません。

「中々リスティング広告がうまく行かない」というご相談を多く頂きますが、そういった方々のほとんどが答えの出ないことに多くの時間を割いているケースが多いです。
(何が出来て何が出来ないのかを知ったり、どんな作業に意味があって、どんな作業に意味がないのかを知るには、それ相応の経験値とルールを知る努力が重要です。)

そういったものが度を超えると、Yahoo!やGoogleの文句がバシバシと出ていくわけですね。訴えるとかどうにかしろとか。先日話題になった美容関連のブログが良い例で、どうにもならないものをどうにかしようとしてもう大変。(リンクは貼りません)

Yahoo!やGoogleの文句をいってなんのためになるのかを、しっかりと考えられる力量だけは持っておきたいものだと思います。
(もちろん、本当によくないことに対して皆で声を上げるというのは大事です)

個人的には相手の土俵で相撲を取るからには相手のルールに従うのがセオリーで、そのルールに納得がいかないのであれば、同じ土俵に上がらなければ良い。と思っています。その相手のルールの中で、ルールの詳細をしっかりと理解し、どのような対策が行えるのかに時間や労力を割いた方が、より時間を有効活用できるというものです。

出来ることだけを考える思考法/まとめ

おまけになりますが、さまざまな賢人のセリフで大好きな言葉がありますので紹介します。

ルーシー「時々あなたはどうして犬なんかでいられるのかと思うわ」
スヌーピー「配られたトランプで勝負するっきゃないのさ…それがどういう意味であれ」 by SNOOPYbot

もう一つ紹介

ゲームのルールを学ぶこと。そして、誰よりも上手にプレイすること。 by アルベルト・アインシュタイン

さらにもう一つは幸福論より

賢人は、妨げうる不幸を座視することはしない一方、避けられない不幸に時間と感情を浪費することもしないだろう。 by バートランド・ラッセル

与えられた環境で、今の自分にできることだけをしっかりと考える、これだけで数倍、いや、数十倍は脳の中が整理され、もっと気楽に生きられるはずだと思います。

そういった思考法を手に入れられれば、リスティング広告の管理に限らず、さまざまな思考や生き方も、ひょっとしたらもっともっと柔軟に対応できるようになるのではないでしょうか。

ちなみに、この記事は震災前に書き出してた記事ですが、今現在の世の中にも当てはまることかもしれませんね。

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