Googleインスタント検索が導入されGoogle AdWordsにも影響があるけど、意外とみんな気づかないから大丈夫じゃないかという話


先日紹介したGoogle AdWordsに搭載されたインスタントプレビューでしたが、同日にGoogleインスタント検索も導入されました。

Googleインスタント検索が日本でもスタートした by techcrunch

Googleインスタント検索はオーガニック検索だけではなく、Google AdWordsにも影響する為、最低限どのような仕組みなのかを知っておく必要があります。

Google AdWordsでGoogleインスタント検索はどのように表示されるのか?


上図は「掃除機」と入力し、一度決定した場合です。この場合「掃除機」に波状するサジェストが表示されます。


「掃除機 おすすめ」にカーソルを合わせた場合、「掃除機 おすすめ」に合わせた検索結果が表示されてしまいます。


「掃除機 比較」も同様。


「パナソニック 掃除機」も同様。

このような形で、一度決定した「掃除機」というBIGキーワードから発生したサジェストにカーソルを合わせると、そのサジェストに合わせた広告が一時的に表示されるようになります。

こうなると、サジェストに表示される文字で自社サイトに関連性の薄いキーワードたちはできるだけ除外キーワードとして設定するのが重要になってきますね。

その逆に新しい有効なキーワードがサジェストに表示されるようであれば、実際にそのキーワードに入札することで、新しいユーザーを取り込むチャンスにもなり得ます。これは少し前の記事になりますが、短期的にリスティング広告のROIを爆発的にあげる方法にも書き出していますのでご確認頂ければと思います。

Googleインスタント検索はGoogle AdWordsにどのような影響をもたらすのか?

広告表示回数(インプレッション数)の算出方法が変わります。

Googleインスタント検索を利用して検索をした場合、次の3つのケースで広告の表示回数がカウントされるようになります。

以下引用

  1. ユーザーが Google で検索クエリの入力を開始して、ページ上の任意の場所(検索結果、広告、スペルの訂正、関連する検索)をクリックしたとき。
  2. ユーザーが [検索] ボタンをクリックするか、Enter キーを押すか、予測キーワードの 1 つを選択したとき。
  3. ユーザーが入力を止めて、結果が 3 秒以上表示されたとき。

つまり、単純に広告表示の定義が今までよりも広がっていくと考えられるので、広告表示回数が増加していくのは間違いないでしょう。ただし、それらによって一部のサイトだけが品質スコアが下がっていくとは考えられませんので、総体的に考えれば、それほど大きなインパクトはなさそうです。

Googleインスタント検索が導入されGoogle AdWordsにも影響があるけど、意外とみんな気づかないから大丈夫じゃないかという話/まとめ

いつものことですが、Google AdWordsの動きは本当に早いですね。中でもここ最近の機能はいずれも私たちに良い影響を与える要素が多い機能だと感じています。

※今回のGoogleインスタント検索は検索結果を高速に表示させる為の施策です。

こういった取り組みは大歓迎ですし、私たちも積極的に使い方や定義を理解して、よりよい結果を導き出していきたいですね。

どんなものでもそうですが、定義を理解しているか、していないかでは、両者の能力は大きく異なってきます。

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