Yahoo!リスティング広告、スポンサードサーチVer.3の対象外キーワードの継承についての詳細

いよいよスポンサードサーチVer.3が本日より正式に稼働しています。

実際のところ、どのように動き出すのかはまだまだこれからですので、このブログでは安直なことは書き出しませんが、現時点でわかっていることをベースに書き出してみたいと思います。

尚、ここで記載するものはすべて裏どりをしています。

スポンサードサーチVer.3の対象外キーワードの詳細について

一旦、対象外キーワードについてのおさらいです。

※旧Yahooリスティング広告、対象外キーワードの全貌

上図はこれまでのYahoo!リスティング広告であり、「アカウント_500個」、「キャンペーン_1250個」、「広告グループ_500個」の三段階で対象外キーワードを登録することが可能でした。上図の中の黄色枠が対象外キーワードを登録することができる箇所となる個所でした。


※新Yahooリスティング広告、スポンサードサーチVer.3の対象外キーワードの全貌

これからのスポンサードサーチVer.3では、Google AdWords同様に「キャンペーン」、「広告グループ」の二段階で除外キーワードを登録することが可能になりました。上図であれば黄色枠が対象外キーワードを登録することができる箇所となります。

更にこれまでと違い、キーワードマッチを選択しながら対象外キーワードを入力できるのはうれしい進化です。

スポンサードサーチVer.3の対象外キーワードの継承について

対象外キーワードは部分一致やフレーズ一致の誇張を防ぐために利用する、Google AdWordsでいうところの除外キーワードです。

この対象外キーワードの旧アカウントから新アカウントへの継承が少々ややこしいのです。

対象外キーワードの継承形態

まず、旧アカウントではアカウント単位で対象外キーワードを設定することができましたが、上図でも解説した通り、スポンサードサーチVer.3ではアカウント単位で対象外キーワードの設定ができなくなりました。それに伴い、旧アカウントのアカウント単位で設定していた対象外キーワードは、すべてのキャンペーンに継承されることになりました。

更に、キャンペーン単位で設定されていたものはそのまま同一キャンペーンに継承され、広告グループ単位で設定されていたものも同一の広告グループ単位にそのまま継承されました。

※重複するキーワードがある場合には差分されます。

※当初、旧アカウントで広告グループ単位で設定されていた対象外キーワードは継承されないというアナウンスでしたが、実際には継承されています。

対象外キーワードの継承後のキーワードマッチはフレーズ一致

対象外キーワードの継承後のキーワードマッチはフレーズ一致になりました。

なぜフレーズ一致という、なんとも香ばしいキーワードマッチを選択されたのかは不明ですが、部分一致にしてしまうと広告が配信されにくくなるし、完全一致にしてしまうと怒号が飛ぶだろうし、その中間といったところかなと勝手な推測でございます。

このフレーズ一致での対象外キーワードはどのように作用するのか?は今後しっかりと見ていかなければいけないわけですが、基本的には部分一致と完全一致で正確に振り分けた方が良いのではないかと思われます。1語ワードのフレーズ一致の動作なんてどうなるかわからないもの。

Yahoo!リスティング広告、スポンサードサーチVer.3の対象外キーワードの継承についての詳細/まとめ

簡単ではありますが、現時点でわかっている正しい情報はこのくらいかなと思います。

当初の予定通り、基本的にスポンサードサーチVer.3は限りなくGoogle AdWordsに近くなりましたね。新しいYahooリスティング広告に期待したいところです。

今後よい裏付けが取れるものは書き出せる範囲で書き出していく予定です。

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