Google AdWordsの最近の動向まとめ

1つ1つ取り上げるには少々ヘビーな内容なので五月雨式でここ数日のGoogle AdWordsの動向をまとめ、コメントを付けていきます。

  1. ブリッジページについて
  2. 品質スコアの透明性が向上しました
  3. 広告ローテーション設定の機能向上
  4. すべての広告主へTrueView 動画広告開始
  5. AdWords でのラベルの使用

ブリッジページについて
アフィリエイトページなどで審査が通らない、なんて相談は非常に多いですし、進行形で悩まれている方々も多いと思います。そんな場合は大半が類似コンテンツであったり、コンテンツ不足のために引き起こります。これらをGoogle AdWordsがInside AdWords-Japan内で具体的に解説してます。

ポイントだけかいつまめば、有益な付加価値をもたらす独自機能を持つサイトであれば審査が通りやすいということ。その1例としてブリッジページのあり方について解説しています。アフィリエイトやるにも、ユーザーの為になるようにサイトを作らなければいかんってことですな。まぁ、当たり前です。

品質スコアの透明性が向上しました
「推定クリック率、広告の関連性、リンク先ページの利便性」の3項目について、他の広告主様と比較した相対評価(平均値、平均より上、平均より下)を把握することが出来るようになりました。個人的にはちょっとわかりにくくなっている気がしないでもないかなと。

品質スコアは大事ですが品質スコアだけに気が向くとあまり良い方向へはいきません。そこまで気にするような内容ではないでしょう。1つの判断基準として利用すると良いかもしれません。

広告ローテーション設定の機能向上
今後数週間で[広告のローテーション]設定の[ローテーション]オプションでは、広告は有効化するか編集後30日間、均等にローテーション配信されてから、クリック数に基づいて最適化されるようになります。いつまでたってもABテストしてるんじゃないってことですね、わかります。自動でクリックされやすい広告配信に切り替わるということで、あまりアカウントにログインされない方には良い機能ではないでしょうか。

すべての広告主へTrueView 動画広告開始
TrueView動画広告は、ユーザーがYouTubeやディスプレイネットワークで気に入った動画を視聴したり、動画を検索したり、関連するウェブコンテンツやおすすめ動画を閲覧したりしているときに表示される広告です。広範なターゲット設定が可能であると謳われていますが、個人的にはこの機能自体がどうなんだろうとかなり懐疑的です。

そもそも行動が決まっているユーザー(Youtubeに来るユーザーの場合は動画を見るという事が目的になっている)に向けての広告ってのは行動を遮断してしまうものであり、邪魔以外の何物でもない気がするのですけども実際に所どうなんでしょうね。この辺はいろいろと考えさせられる部分であります。

AdWords でのラベルの使用
ラベル機能が新たに追加されました。これを使用すると、アカウントのキーワード、広告、広告グループ、キャンペーンなどの様々な単位での組み合わせをカスタマイズして分類でき、レポート形式で表示することができます。本来はこの機能単体でご紹介しようと思ったんですが、上記のヘルプに十分に操作方法など記載されていますし、この機能自体がアカウント設計をしっかりとされていればさほど重要でもないことに気付いたので簡単に紹介だけですいません。


特定のキャンペーンや広告グループを抽出するのってGoogle AdWordsのフィルター機能を使った便利な7つの設定+1でも紹介しているGoogle AdWordsの検索機能を使えば結構事足りるんですよね。ユニークなキーワードは検索機能では抽出できないのでそれらのラベリングができるのが便利かもしれないけど、そもそもグルーピングがしっかりとできていれば特に重要度の高い機能ではありません。


実際に使ってみたけど、こうやってある程度のクラスターに分けられるようなアカウントはアリといればアリですね。パッと見でわかるって意味ではという意味ですが。

まとめ

いずれもここ数日でのGoogle AdWordsの動きになります。しかし結構なスピード感ですよね。とはいえ今すぐに導入するべき機能は今のところないはずです。時期がくればまた改めて詳細を紹介する機能もあるかと思いますが、取り急ぎ。

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