リスティング広告のボトルネック素早くを見極める為の2つのTips

先日の記事、リスティング広告は因数分解で考えるが各所でいろんな議論になっているようで、多くの反響を頂きました。この考え方は私がリスティング広告を始めた当初から温めていたメソッドの1つでした。因数分解の考え方は比較的オーソドックスな考え方の1つですので、この記事をみて多くの方々が「基本なことなんだよなぁ…」などと思ったのではないでしょうか?

「基本なこと」と思っているその思考、それこそが盲点なんだと私は思ってます。自身が実際に問題点に遭遇したとき、半ば無意識的に因数分解の思考を活用出来ているかどうか。つまり、自身の中で体系化していてこそ、そのスキルを自身のものにしていると言えるでしょう。

どうしても身につかない、またはこれから本格的に学びたいという方々は大石哲之氏(@tyk97)の「3分でわかる ロジカル・シンキングの基本」を読まれることをお薦めします。

3分でわかる ロジカル・シンキングの基本
大石 哲之
日本実業出版社
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この本はロジカルシンキング関連の書籍の中でも群を抜く分かりやすさであり、どこぞのアクセス解析本、統計学の本なんかよりも数千倍わかりやすく数字の見方、仮説検証の判断法などを解説している素晴らしい書籍です。

さて、今回は表題通り、前回にお話したボトルネックを素早くを見極める為の2つのTipsをご紹介します。

  1. 大きな視点で見る
  2. 素早い判断を行う為に、アクセス解析を使う

大きな視点で見る


効果的にアカウントを見るための3つのコツでも上げたように、大きな視点から見ていくことが重要です。[キャンペーン]→[広告グループ]→[キーワード]→[検索クエリ]などの順で見ていけば、容易にボトルネックを見つけ出すことは可能ですし、それらを時系列で比較することでボトルネックの発生時期や要因までを見ることが可能です。

素早い判断を行う為に、アクセス解析を使う


例えば、目標獲得単価が5,000円の商材を扱っており、成果につながりやすいであろうキーワードAのクリック単価が300円ほどだとします。更にこのサイトの平均的なコンバージョン率が1%だとしましょう。単純計算で考えても300円のクリック単価でサイトに呼び込んでもコンバージョン率から見れば(300円÷1%=30,000円)という計算式から、1件あたりの獲得に30,000円を要することになります。こんな獲得単価では割に合わないのは当たり前ですし、統計的に必要であると言われるようなデータを取得する為に100~400クリックも待っていられないのがプレイヤーの心情ではないでしょうか。

こんな時こそ、アクセス解析を利用すれば早期にこのキーワードのポテンシャルを見極めることができます。1つの例を上げれば、数十クリックのうちに、キーワードAで流入したユーザーはサイト内でどのような行動を取っているのかを見極めるのです。例えば、キーワードAで流入したユーザーがコンバージョンしているユーザーの平均値以上に直帰率が低かったり、平均ページビュー数が多かったり、アクセス時の平均滞在時間が長かったりする場合、キーワードAはより高いポテンシャルを秘めていると判断することができます。キーワードAはコンバージョン率2%にも5%にも化ける流入元になるかもしれませんので、それであれば掲載を継続することができるでしょう。

こういったキーワードを早めに損切りすれば予算の高騰は防げますし、掲載を継続するという判断が早期に出来れば今以上のコンバージョン数をあげることが可能となります。

こういったこともGoogle側も重要視しているようで(数年前はその必要性は全く受け取られてなかったけど…ぶつぶつ…)、大小関わらず、さまざまなGoogle AdWordsアカウントに頻繁に表示される下図赤枠の表示項目変更欄での「Google アナリティクス」の表示されている。

これはGoogle アナリティクスのデータをGoogle AdWordsのアカウントに表示させたいという証拠でしょうねぇ。日本ではまだデータが反映されていないけど。今後は順次反映されていくのではないかと思います。

まとめ

大きな視点で眺め自身の負荷を減らしながらも、重要な箇所では細部の細部にも目を光らせる。これの繰り返しなんですよね。つまるところ、(仮説→検証→実行)、このサイクルをどれだけスピーディーに数多く回すことが出来るのか?これこそが”プレイヤーの差”なんだと思います。

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