検索連動型広告にて特定のキーワードで広告が表示されない時の対処法
「検索連動型広告において特定のキーワードで広告が表示されない!」
リスティング広告に携わるものであれば、こんなこと1度くらいは経験したことがあるかもしれません。ある程度の経験者であればおおよその目安は付けられるものの、初心者となるとおおよその検討すら付けられず、路頭に迷ってしまうことすらあるかもしれません。
そんな方々のための確認すべきノウハウを提供します。頻繁に遭遇する事例の順に記載してみました。
特定のキーワードで広告が表示されない時の対処法
1日の予算を確認する。
一時的に広告が表示されないといった場合には1日の予算が低すぎるのが一番大きな要因だと考えることができます。常に露出したいキーワードがあるのであれば、1日の予算の設定はできる限り大きめに設定するのが良いでしょう。初めは怖いかもしれないけれど、常時獲得が見込めるキャンペーンの予算を100万円などにする行為は優れたプレイヤーであれば日常茶飯事です。
現在の予算でどれほどの機械損失が生まれているのかを確認するには、インプレッションシェア損失率(予算)を見る必要があります。
除外キーワードを確認する。
除外キーワードは部分一致を利用するプレイヤーにとっては切っても切り離せない重要な施策の1つです。ところが、あまりに業務に追われてしまうと、半ば無意識的に重要なキーワードを除外キーワードとして登録してしまい、結果的に広告が配信されないなんてことになりがちです。
「そんな馬鹿なこと無いだろ…」と思っているあなた、いつかやらかしますよ。「それだけはあり得ない…」と高を括っていた方々がこの要因によって広告が配信されていなかった事例を何度も見てきました。
キャンペーン単位や広告グループ単位などの階層ごとに気をつけるのは勿論、Google AdWordsではいつからかアカウント単位で除外キーワードが登録になったため、注意が必要です。
入札価格を確認する。
入札価格が低く、ステータスがFirst Page bitになっているなんてことも考えられます。特に入札を広告グループ単位で調整していたり、AdWords Editorを利用いている方々は見落としがちな傾向があるようです。
地域限定配信を確認する。
例えば、東京のみに広告を配信している場合、神奈川や埼玉、千葉やそれ以外の地域で広告が配信される可能性だってあるし、その逆だってあるはずです。地域限定配信は完璧ではないので、この辺はしっかりと考えてアカウント設計を行いましょう。
品質スコアを確認する。
必ず広告を出稿したいようなキーワードの品質スコアや品質インデックスが低すぎる(1-3)といったケースも考えられます。これは品質スコアを因数分解すれば容易に解決策が見えてきますよ。
まとめ
上記で上げたものと比較すると可能性はかなり低いですが、いくつかの要因も考えられます。
- デバイス
- 時間帯配信
- 審査落ち、または審査中
とまぁ、こんなところでしょうか。このくらいを確認しておけば大抵の場合は広告が表示されない状況は脱することが出来るはずです。
大事なのは考えられる対処法の中で、可能性の高いものから順に潰していくこと。そしてそのためには、「検索連動型広告にて特定のキーワードで広告が表示されない時の対処法」のフレームワークを頭の中に常に持ち合わせ、迅速に対処できる状態にしておかなければいけないということですね。
こういったフレームワークの数がリスティング広告プレイヤーの質であるとも言えるかもしれません。
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