Google AdWordsのキーワードツールで表示される「おおよそのクリック単価」の詳細
リスティング広告に携わり、クライアントと直接話す機会がある方であれば、一度は聞いたことがあるセリフかもしれません。
そんな時、Google AdWordsのキーワードツールで表示される「おおよそのクリック単価」を例に出すことも少なくないでしょう。ただし、この「おおよそのクリック単価」の算出方法を詳細に説明できる人って本当に少ないんですよね。ヘルプに書いてあるのに。
おおよそのクリック単価は、Google検索ネットワーク上のすべての掲載順位でのクリック単価を平均した額であり、実際のクリック単価ではありません。また、おおよそのクリック単価は実際に請求される金額を保障するものではありません。実際のクリック単価は広告の掲載順位によって変わります。
「Google検索ネットワーク上」ということなのであくまでパートナーは含まずという部分と、「実際のクリック単価ではない」という部分が肝かなと思います。一部の業種では上位2.3社がクリック単価を引き上げており、結果的におおよそのクリック単価を引き上げているなんてことだってあるのですな。この辺の詳細の定義って覚えておいて損はないと思うんですよね。
常に疑問を持とう
「おおよそのクリック単価」だけの話ではないんですけども、普段何気なく利用しているデータなども実際にはどのように算出しているのかなど、常に疑問をもって掛かる意識は本当に重要だと思うんですよね。
「Googleが言っているからそういうもんなんだ」という部分で満足しているとろくなリスティング広告プレイヤーにならないと思います。
今思えばだけれど、僕らVer.2(いわゆるパナマ世代)くらいのリスティング広告プレイヤーは環境が劣悪(今では考えられないけれど、数年前のヘルプなんて日本語おかしかったし、間違ってる記載も多々あった)の中で自分の読解力が鍛えられたのかもしれません。わざわざ英語のヘルプを見て確認しにいくなんてのは日常茶飯事だったもの。その為、どんな相手が発信する情報でも常に疑って掛かるという意識は本当に鍛えられたし、その重要性を身をもって感じたものです。
リスティング広告の”成功”の定義が1つではないのと同様に、どんな情報でも常に疑問を持って掛かり、自身で検証していくことで大きな学びが得られるのは間違いないと思うので、常に疑問を持とう。
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