固定概念を壊してイノベーションを起す為には?
イノベーションという言葉が安易に使われるようになり、数年前よりも大分安っぽく聞こえてしまう気がするのは僕だけではないはずだ。イノベーションとはもっと高貴で気高く、余程のことでもない限り口にすることすら迷ってしまうほど、価値のある言葉だと思っている。
そんな時に以下のようなツイートが飛んできて、大いに共感したので紹介したい。
アインシュタインでも誰でもいいが、「古い法則を打ち破った人」には共通点がある。それは「古い法則のことをよく知っていたから破ることもできた」ということ。これ大事。そこをわからずに「古い法則を打ち破れ」と掛け声だけかけているような人は無視していい。
— 前野[いろもの物理学者]昌弘さん (@irobutsu) 2013年2月15日
僕はこれに大きく同意する。古い成功の法則を破るには新しい取り組みを掛け合わせるだけでは不十分で、古い成功の法則の事を原理原則から理解していなければ難しいと痛感しているからだ。中途半端な状態で新しい情報との掛け合わせを行っても決してイノベーションと呼べるような化学反応が起こるはずもない。(一部の天才は除くけど)
手前味噌もいいところだけど、リスティング広告は因数分解で考えるで上げたような考え方が出来たのは僕自身がリスティング広告に長い時間関わり、ある程度原理原則から歩み寄った後に、生産業などの異業種のセミナーやワークショップに参加し続けた結果、得られたフレームワークの一つだ。勿論、まだまだ勉強不足なことは山ほどあるのだけれど。
この記事を簡単にまとめると、固定概念を壊してイノベーションを起すにはその固定概念自体を原理原則から理解する必要があり、そこからさまざまな新しい情報に触れていくことが良いのではないかということです。
特にネットの世界はネットの中だけで考えてしまいがちだけれど、リアルにはネットにはない多くの知見が眠っていると毎日のように痛感するのです。これらは決して別次元で考えるのではなく、諸先輩方や偉大な賢人の知恵は余すところなく使って行き、新しい潮流を自分たちの手で作って行きたいものですな。
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