データなんてものは意思決定の為の1つの判断材料に過ぎない
リスティング広告に限らず、さまざまな広告しかり、データ解析しかり、アクセス解析しかり、データの重要性はこれまで以上に蔓延しているのではないかと思うことが非常に多くなりました。勿論、これが必ずしも悪いということではないのですけれど、目に見えるデータですべてのことが解るなんて思ったら間違いだし、そのデータ通りに行った施策が必ずしも当たるなんて思っていたら大間違いだと僕は思うのです。
表題通り、個人的にはデータなんてものは意思決定の為の1つの判断材料に過ぎないとしか思ってません。いや、むしろ自分の立てた仮説を、誰でも理解できるような共通言語として表現してくれる便利なもの、もしくは、仮説に信憑性を与えるもの、その程度としか思っていないと言っても過言ではないですねぇ。
AKQAの創設者、アジャズ・アーメットはベロシティ思考という素晴らしい書籍の中で以下のようにこれらを表現しています。
テクノロジーを理解しつつも、崇拝してはいけない。中略…この世でもっともパワフルなのはテクノロジーではない。想像力である。
by アジャズ・アーメット
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データを解析するようなテクノロジーは確かに以前よりも格段に進化しているし、それは今後も加速度的に進んでいくはずです。ただし、アジャズが言うようにそれらを崇拝してはいけないと僕も思うのです。「データ上はこうであるはずだ…」とか「いや、でも先日お客さんがこんなことを言ってまして…」とか、そういったことも決して悪ではないのでしょうけれど、本当に劇的に成果を生み出す時は元々点であったような思考が一部のデータなどの何かしらの”キッカケ”によって一気に線になった時だと思うのですよね。
データというのは今までも、これからも、意思決定の為の1つの判断材料に過ぎないんじゃないかな。決してそれ以上にはならないし、崇拝するようなものではないと思うのです。
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