リスティング広告でブランドネームは買う?買わない?

リスティング広告施策を行う際のよくある話で、自社名や自社のブランドネームは買う?買わない?という討論が繰り広げられることがありますが、僕なりの考えを書き出してみます。

リスティング広告でブランドネームを買わない理由

実際にこういった『ブランドネームを買わないでくれ』というような依頼を受ける場合があります。理由は自社名やブランドネームではすでにオーガニック検索で1位だし、そんな部分に無駄なお金を払いたくないという考えだそうです。

ちなみに、リスティング広告代理店でも『ブランドネームを買わない思考』のリスティング広告代理店が存在します。一見『なるほどなぁ』というような意見に思う人かもしれませんが、『なるほどなぁ』と思った方は要注意です。

 

リスティング広告でブランドネームを買う理由

僕は完全に『ブランドネームを買う派』です。自社名だって買います。それがオーガニック検索で1位のキーワードだろうが関係なくどんなことがあっても基本的には買います。

何故?

それは自社名やブランドネームを守るためです。有名になれば有名になる程、自社名やブランドネームは他社に入札される恐れが広がります。昨日Twitterでちょっと話題になった例で『アクエリアス』がオーバーチュアとアドワーズで『ポカリスエット』のキーワードを購入してた件が分かりやすい例でしょうね。

 brandname
 
競合他社がこちらの会社名、ブランド名で入札している以上、オーガニック検索で1位表示されていようがその上に来ているリスティング広告がある限り、必ずチャンスロスに繋がります。

何故、他社のブランドネームを購入するのか?

商品が競合している場合などによく起こります。それはそのブランド名自体が『ユーザーセグメント』出来ているからです。そして総じてそういったブランドネームや会社名は入札単価が安い!安いもので9円、高いものでも数10円単位で入札できることがしばしばあります。 そんなに安い単価ですでにユーザーセグメントをかけられているキーワードを買わない手はないですよね。普通に考えれば。

リスティング広告でブランドネームは買う?買わない?:まとめ

上記のリスクなども踏まえて自社名やブランドネームは購入するべきだと思います。自社名やブランド名を購入する場合は>リスティング広告で特定のキーワードの掲載順位を1位に固定する方法が役に立ちますが、大体は1クリック数十円程度の価格で自社の見込み客を取り逃がすことはなくなります。

自社名やブランドネームを購入することを無駄なコストと考えるのではなく、より見込み客を自社に誘導する手法と考えれば、購入しない手はないでしょう。

では競合他社のブランド名は買うのか?と言われれば、それはあなたのリテラシーの問題になると思います。

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