2010年の日本の検索連動型広告は、PCが2,035億円(前年比 119.0%)、モバイルが285億円、(前年比 127.2%)
株式会社電通が2011年2月23日、総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2010 年(平成 22 年)日本の広告費」を発表しました。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011019-0223.pdf
その中によると、検索連動型広告の推移は下記のようになっているようです。
検索連動広告は、「金融」「不動産」「旅行」「流通」などが好調で市場は引き続き拡大、さらに年末にはクーポン共同購入サイトといった新しいサービスが登場して広告出稿の拡大に寄与し、2,035 億円(前年比 119.0%)と引き続き成長した。
モバイル検索連動広告の市場は、モバイルにおける検索行動の浸透・定着により大きく成長した(285 億円、前年比 127.2%)。
この中で上げている「検索連動広告」という枠の中にはGoogle AdWordsのディスプレイネットワークやインタストマッチ等も恐らく含まれているのだとは思います。
というわけで、未だ記憶にも新しいグルーポンのGoogle AdWords広告枠占拠の影響もあってか、PC市場も大きく伸ばし、更には想像通り数字はPCよりも大きくはないものの、伸び率ではモバイルが前年比 127.2%で急騰しています。
モバイルの市場を底上げしているのも某2社を筆頭に、テレビCMを利用しているサービス各社でございましょう。このモバイルの定義にスマートフォンが含まれるのかはちょっと微妙なラインですが、どっちにしても”リスティング広告市場は上向きだ”というわけでございます。
それにしてもテレビCMとリスティング広告の合わせ技は各社揃っていろいろ模索していますよね。とある銀行さんがそういったデータを開示していたけど、ブログに具体例はダメ、ゼッタイの会だったので書いてないし、資料は落ちていないけど結構リアルなグラフだったなぁ。
さて、個人的にはリスティング広告を扱う者はリスティング広告だけを知っているというのでは全然話にもならないと思っているわけで、実際の広告がどのように推移しているのかなどを知っておかなければなりません。
そんな素敵なグラフをInsight for WebAnalyticsの衣袋先生が「勝手に使ってよい」、といいながらアップしてくださってますので、以下ご参照。
今のところは”リスティング広告市場は上向きだ”。
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