わからないことは、「わからない」と割り切る大切さ。_gaTrackerに参加して思うこと


2012年6月6日、Googleアナリティクスのコントリビューターの会「_gaTracker」の第4回ミーティングに参加してきましてですね、なんだか個人的に思うところが非常に多かったのでメモ的につらつらと書き綴ってみようと思います。(画像拝借しております。)

_gaTracker自体の詳細はこちらで確認できます。今回で第4回目ですが、これまで一度もレポートを書かずに大変申し訳ございません。

わからないことは、”わからない”と割り切る大切さ

全部で5つのプレゼンテーションが行われ、多くの学びがありましたが、話の長い僕が書き出してしまうととんでもない文字数になってしまう予感がするので、そのあたりは他の方のレポートから感じて頂ければと思います。

  1. _gaTracker第4回まとめ
  2. 【GA】gaTrackr参加中です
  3. 6/6(水)_gaTracker 第4回ミーティングに出席してきました
  4. _gatrackerに参加してきました
  5. Googleアナリティクスのユーザー会「_gaTracker」第4回ミーティングを開催しました

僕は異なる視点で1つだけ。紳士ないちしま泰樹さん(Cinci)が行ったプレゼンテーションに焦点を当ててみます。

『not providedをどうとらえるか(Google検索のSSL接続と向き合う)』というなんとも時代にのりのりな話題だったわけですが、要約してしまうと「わからないことは、”わからない”のでわかることしようぜ」ということだったと思います。

このフレーズに激しく頷いたわけでありますが、この思考って現場では本当に大事だと僕は思うのです。

人は考える生き物です。そして考えることによって日々成長していくのだと思います。いえ、むしろ考えることによってでしか成長できない生き物なのではないかと思うのです。しかしですねぇ、答えの無いものなんて世の中にはいくらでもあって、そういう問題に限ってはいくら考えたって仕方がないわけですよ。つまり、がむしゃらに考える、というよりは、”問題の見極め”こそが大事なんじゃないかなと常々考えてますし、”そっち側”に向かっている方がいれば出来るだけそっと気づかせたいなぁという老婆心が働きます。


(not provided)だけではなくて、リスティング広告も同じなんです。このスライドはリスティング広告出前セミナーで必ず利用するものなんですけど、時間が無いという人に限って無駄な箇所に思考の時間を費やしてしまっていることが本当に多いんです。自分自身もそうだったのでわかるんですけどね。

そしてそれを回避する方法ってのは恐らく1つしかないんです。それは物事を根本から理解すること。原理原則が分からなければどこかで必ず躓きます。根本から理解していれば、その問題が時間をかければ解決するものなのか、そうでないものなのかを見極めることが出来るようになるばずです。


リチャード P. ファインマンも言ってます。

答えが出せる見込みがない問題に対して、時間を割かない方がいい。

まずは問題を見極める、その上で、思考を継続するのか、やめるのか。その判断ができるようにしておくと、生きることがとっても楽になる気がします。

まとめ

いちしまさんの他にも、村上佐央里さん(ゴンウェブコンサルティング)は『サイトリニューアル時の戦略立案におけるGA活用』にてキーワードの洗い出しやグルーピングなどについて、コンサルティングの現場の話をされました。物凄いリスティング広告よりな話でもあったり、戦略的な視点からの話であったり、すぐにでも活用できる内容で楽しかった。

皆元千奈さん(晄夏 / どこでもドアジャンクnet)は『入門編Mobile App * Google Analytics』ということで、情報がほんとに少ないアプリ解析について話されました。アプリについては解析だけではなくて、プロモーション周辺もますます需要が出てきているし、そろそろ表に成功体験が出るころなんじゃないかなと個人的にも注目しているところであります。

先日正式に発表されたGoogle AdWordsのClick-to-Downloadだってその流れの一環ですよね。こういうアプリに特化したプレーヤーがこれからどんどんでてくるんだろうなぁと思うとうかうかしてらんない衝動に駆られます。

Googleの大内さんのお話は最近追加された機能の解説だったり、ウェブサイトオプティマイザーが統合される話だったり盛りだくさん。詳しくはこの記事の上部で紹介しているリンクのなかで細かくまとめられていて大変参考になります。

改めて、こうやったさまざまな方々の話を聞ける_gaTrackerは貴重だなと感じた日でした。いちしまさんを初め、Google社の方々、運用に関わっておられた方々、今回も楽しかったです。ありがとうございます。

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