特定のキーワードで意図しない広告文が表示された場合の対処法

広告グループAの中に登録されているキーワードで検索をかけた場合に、広告グループBに登録されている広告文が表示される…。

そんな経験はありませんか?これは部分一致を活用している場合(完全一致以外のキーワードマッチ)などにおきがちな現象で、場合によってはそれらにより何かしらの苦情を受けたり、勧告を受けてしまうなんてことがあるかもしれません。そして何よりも特定のキーワードで意図しない広告文が表示されるのはクライアントのみならず、プレイヤー自身も望んでません。

そんな場合の対処法は限られた数しか存在していません。キーワードマッチを巧みに利用する方法やオークションの仕組みを理解することで、これらの問題は解決可能です。

それでは行ってみましょう!

除外キーワードで防ぐ

入稿したキーワードによって広告の露出を防ぐ、それが除外キーワードの特性です。除外キーワードを巧みに利用することでリスクを最小限にし、効果を最大化することが可能です。先出しのように、「広告グループAの中に登録されているキーワードで検索をかけた場合に、広告グループBに登録されている広告文が表示される」のを防ぎたいのであれば、「広告グループBに除外キーワードとして広告グループAの中に登録されているキーワード」を含めれば事足りるでしょう。

尚、その際には除外キーワードにはどのキーワードマッチを利用するべきかを熟考した上で登録する必要があります。除外キーワードの特性については除外キーワード徹底攻略をご確認ください。ここでキーワードマッチを誤ってしまうと、余分なキーワードまで制限をかけてしまうことになりかねません。

入稿キーワードのキーワードマッチを再考する

広告グループBに登録されているキーワードが誇張し、広告文を表示させている可能性があります。広告グループBに登録されているキーワードのキーワードマッチを再考することで広告の露出を防ぐことができます。部分一致で登録されているとするならば、フレーズ一致→完全一致など、拡張性の低いキーワードマッチに変更することで状況が打破できる可能性があります。

入札価格で調整する

広告グループAの中に登録されているキーワードの入札価格よりも、広告グループBの中に登録されているキーワードの方の入札価格が高く、結果的に広告ランクが高くなっている場合。それにより、後者がオークション上で広告グループAのキーワードを上回ってしまい、拡張して広告を露出している可能性があります。この場合は広告グループAの中に登録されているキーワードの入札価格を引き上げる、もしくは広告グループBの中に登録されているキーワードの入札価格を引き下げることで解決することができるかもしれません。

まとめ

今回ご紹介した3つの対処法については、先出しの2つの手法の優先度が高いことを付け加えておきます。

意図しない広告文が表示された場合の対処法は特殊なイレギュラーを除き、基本的には今回ご紹介した3パターンしか無いと考えてもらって結構です。

リスティング広告は限られた枠の中での施策です。どのようなもの・状況でも限られた枠の中での施策であることを忘れずに対策することができれば、それぞれの状況に合わせた対処法は限られていると言えるでしょう。ここに早い段階で気づくことができれば、自分がまず何に取り組まなければいけないのか、また、どの対処法の優先度が高いのかが明確になってくるでしょう。

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