「切り替えらんねえ奴はプロじゃねぇぞ」
長いこと仕事をしていれば良いこともあればその反対のことだってあると思うんですよね。これはどれだけ素晴らしい仕事をしたとしてもそれはほぼ確実に訪れてくる。
特にそれがリスティング広告の世界となるとそのサイクルは月単位で訪れる可能性があります。普通の仕事よりもこのスパンが早いのが一般的に離職率が高い、と言われる所以なのかもと思ったりもします。初月にうまく行っても永遠に右肩上がりであるはずもなく、どこかで挫折を味わうような出来事だってあると思うんです。可能性の話でもあるんですけどね。勿論、これを如何に回避するか、綺麗な右肩上がりの曲線を描くかについては企業秘密なんだけれども。
そんな時、僕は反省も勿論大事だと思うんですけど、切り替えが大事だなとも思うのですよね。どちらか片方だけでもダメで、両方無いとうまくいかない。
「切り替えらんねえ奴はプロじゃねぇぞ」とGIANT_KILLINGの達海 猛もいうわけです。これは鹿島戦に圧倒され敗北をした時にチームにかけた言葉なんだけれど、タッツミーは相変わらず良いこと言うよね。次の試合が正念場!プロだったら切り替えろ!というわけです。まったくもってその通り。プロであれば至極当然のことです。
※GIANT_KILLINを題材にした今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀も激しくお薦めです。
とはいえ、どうしても「なんであそこでこんな風に出来なかったんだろう」とか永遠に考えてしまって後悔ばっかりしてしまうタイプの人もいるんですけど、そんな人にはこんなフレーズがいいと思うんです。
他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけだ。高塚 猛
高塚さんは瀕死の福岡ドーム、シーホークホテル、福岡ダイエーホークスの福岡三点セットの再建に貢献した方で、再建請負人とも呼ばれる方なんですけど、これもその通りです。
まずは何が原因でそのような自体になったのかを詳細に把握し(これが難しい場合は他人の手を借りること)、反省するべき点が明確になったのであれば、二度と同じ過ちを侵さないように仕組みに組み込めばいいだけです。これで未来は変えられる。これらを繰り返していけば、理論上は徐々に更に素晴らしいプレイヤーになるんじゃないかな。
何にしても、「切り替えらんねえ奴はプロじゃねぇぞ」。
講談社 (2013-10-23)
ダイヤモンド社
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